月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

菜蟲譜見学会

さて今日は,若冲菜蟲譜を見るために,栃木県佐野市の旧葛生町まで行ってきました.
浅草から東武特急で館林まで行き,そこから各駅停車で葛生駅まで.いや,佐野まで高速バスで行くという手もあったのですが,佐野から葛生の間の交通手段が結局鉄道になってしまいますので…….


というわけで,葛生駅に着きました.なんか昔は石灰の運搬で貨物が賑わっていたそうで,構内がすごく広いです.


葛生駅からの道は案内標識的なものがないので携帯電話に教えてもらいながら10分ほど歩くと,目指す佐野市立吉澤記念美術館です.


なんと今日は無料開館日だそうで,どうぞと言われて扉を開けたらいきなり展示会場に入ってしまいました.心の準備が……(^^;;).で,見てみると,渡辺崋山だとか円山応挙だとか狩野探幽の作品が平然と置いてあって,そんじょそこらの博物館を軽く凌駕している感じ.ついでに良いのが各作品につけられている解説板で,東京みたいに趣味の人ばかりが見るのではなく,一般の市民の人が見ることを意識してか,面白さも含んだ表現になっています.メモしておけば良かったかも…….


そして一番最後が菜蟲譜.今日はは前半部分が展示されているので,描かれているものは全て野菜か果物.一応,重要文化財に指定された際に東京国立博物館菜蟲譜は見ているのですが,そのとき展示されていたのは後半の虫の方だったので,野菜にお目にかかるのは今日が初めてです.
正直,こんなに沢山野菜が描かれている絵なんて,これ以外には同じく若冲の大根涅槃図しか思い当たりません.しかも涅槃図と違って菜蟲譜はカラーですから……,美味しそうです(笑).トウガンとかナスとか,なんかいい感じだわ.

で,展示を見たあとにミュージアムショップに寄ってみると,今回の図録として菜蟲譜の前幅が掲載されているものと,菜蟲譜のポストカードセットがあったので買ってきました.一応,これが入場料替わりということで(^^;;).


ところで,美術館の隣には化石館なんてのもありました.そういえば,葛生原人,何て話もありましたねぇ.結局のところ,原人と思われた骨は中世のものと判明したようですが.

ところでこの化石館,無料にしては結構頑張っていろいろな石を置いてあって,頑張っている感じで好感が持てました.まぁ,どう見ても別の目的に使っていた建物の一部を借りて営業しているようで,ライティングなどはもう少し頑張った方が良さそうでしたが.


ということで,11日以降に菜蟲譜の後半が展示されるそうなので,もう一度行かないといけませんが,取りあえず今日の葛生はおしまいです.