月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

カルタゴでローマ芸術

昨日の土曜日,東京駅の大丸で開かれていた「チュニジア世界遺産 古代カルタゴとローマ展」に行ってきました.


ローマと地中海の制海権を争ったカルタゴ.ローマに負けた復讐に搦め手のアルプス側から象をを引き連れてローマに乗り込んだハンニバル,そのハンニバルを追い出すことに全力を挙げる中でハンニバルの思いとは逆に結束と国力を強めてしまったローマ,そしてハンニバルの幻影に怯えるが余り,既に対等ではないのにローマにつぶされたカルタゴカルタゴが落城したときはローマの将軍スキピオ・エミリアヌスの目には涙があったと言いますが,ローマがカルタゴに行ったことは,全てを破壊し鋤でならして,さらには塩をまくという完全なる抹殺だったと言われています……というのはローマ人の物語の受け売り情報です(^^;;).

しかもさらにローマはその後,初代皇帝アウグストゥスの頃にカルタゴを使わないのは勿体ないと,塩をまいた上にローマ都市を造っていますので,カルタゴの時代のものは全く残ってない,どころか地中にあるものも基本的に壊れている,という状態……のはずですが,探せばカルタゴ時代のものが出土したそうで,そんなものが展示されています.


なんですけどね,さすがカルタゴはフェニキア人.出てくる金色の装飾具とかがオリエント方面の影響を受けているように見えます.そちら方面はちょっと余り興味がないので,ざっと眺めておしまい(をぃ).とりあえず,「有翼女性神官の石棺」というのが唯一大きい物体でしたが,それは良かったです.


展示の後半はローマ時代の考古物件ですが,アウグストゥスの胸像があったりモザイク画があったり……なんか昨日もこんな感じのことを書いた気もしますが,まあそんな感じ.モザイクが沢山あったのが見所で,状態も良いものがあって楽しめました.


ところが,今回の展覧会でもっとも良いモザイク画はこの展覧会会場には置いてなくて,何故か六本木にあるという,なんじゃそれ(^^;;).ということで,今日,六本木のテレビ朝日本社までそれを見に行ったわけです.テレビ朝日本社の入口が判らなくて建物を一周してしまったのは内緒です(@@;;)\(--;;)バキ.


というわけで,六本木にあったモザイク画です.展覧会会場では無いので,写真取り放題が美味しいです.

拡大すると,細かいし,各パーツが輝いています.

展示している場所の奥行きが狭すぎる,という問題点がありましたが,見る人も少ないのでじっくり見ることが出来て,こういう展覧会会場以外で展示するのも良いもんですね……,と,展覧会自体よりも満足度が高かった気もします(^^;;).