月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

若冲アナザーワールド@千葉市美術館

つい先日まで静岡でやっていた若冲アナザーワールドですが、今週からは千葉での開催となりました。千葉市美術館であれば職場と同じ市内、となれば早々に伺わないわけには参りません。そんなわけで今日、夜間開館を狙っていって参りました。

千葉市美術館の夜間開館というと、というか夜間開館でないときに行ったことがあまりないのですが、基本的に空いている、を通り越して人がいないイメージ。実際、客よりも監視員の方が多いなんて良くあることですが、流石若冲だけあって監視員よりもお客さんの方が多いです。千葉市美術館の夜間開館としては混んでいる方ということになりますが、それでもお客の数より作品の数の方が多い感じでしたので、今までに見た若冲の展覧会の中で、最も空いていたことは確かです。


そのように空いているとどのようなことになるかというと、各作品が異様に近いということになります。特に樹下鳥獣図屏風はその近さにのけぞりました。
ま、近い距離なのでじっくり見ることも出来るわけで……この絵については若冲の真筆かどうかという議論がありますが、鳳凰のエロ目は若冲そのものではないかという気がするのです。

その他に作品が近く感じたのは果蔬涅槃図。これだけ近いと大根如来がありがたく思えます。思わず拝んでいたような……(^^;;)。


その他に面白かったのが、第1章の「若冲前史」。またの名を「初夏の鶴亭まつり」、と勝手にタイトルをつけていますが、若冲に影響を与えた先人たちを紹介するこのコーナーに、鶴亭の作品が大量展示されていました。これだけ数があると、確かに若冲との関係が見えてきますね。


さて、若冲アナザーワールド、例の象と鯨図屏風の展示が6月14日からありますので、それを見てから改めて細かい感想を書きたいと思います。とりあえず、今日はこんなもんで。