月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

暑さを避けながら美術館巡り

先週末くらいから急に暑くなった東京地方ですが、今日も最高気温が35.8℃とおかしなことになっています。そんな中でも美術館巡りをするのは、それが好きだからというのもありますが、冷房代を倹約しようという考えもあるわけで……、要するにけちな私です。

この日に最初に行ったのは大手町の逓信総合博物館。地下鉄大手町駅の出口から、信号一つ分しか離れてない猛暑の際にはアクセスしやすい場所にあります。ここでやっていたのが「鉄道と郵便」という特別展。鉄道というだけで来てしまったです。

展示内容はタイトルからして鉄道郵便局とか郵便車の話が多いのかと思ったら、どうも模型と、鉄道の登場する切手が中心で……。まぁ郵便車なんて言っても1984年(貨物輸送をコンテナを除き実質全廃した、国鉄最終版の大減量ダイヤ改正のとき)には役割を終えているのだから、若い方々は存在も知らないかもしれないですね。
とはいっても収穫はあって、前島密さんは鉄道にも関わっていたんですね……。


逓信総合博物館の後は、地下鉄で日比谷の出光美術館へ。正直、大手町から日比谷までは地下鉄に乗る必要も無く地下道が繋がっているのですが、なんとなく乗ってしまいました。出光美術館の入っている帝劇ビルも、地下鉄の出入り口と直結になっているので、太陽に当たらずに到着できます。

その出光美術館でやっていたのは「屏風の世界―その変遷と展開―」。6月にも見ている展覧会ですが、今日が会期末なので再訪しました。流石に会期末なのでお客さんが多めでした。それにしても出光さんは、何時もながら良いものをお持ちです。


ほいで出光美術館の次は、またまた地下鉄で日比谷から東西線の竹橋まで乗って東京国立近代美術館へ。全く普段なら逓信総合博物館出光美術館東京国立近代美術館なんて全て徒歩で済ます距離なのですが、35℃って恐ろしいわ。

ここで見たのは「建築はどこにあるの?」という展示。建築家が限られた空間の中で何かを作ろうとすると、どうなるのか?。そこにはその人が一番表現したいことが出てくるはず、というような展覧会でした。こういう現代アートの展覧会でも、建築家の方がやると構造物が中心になるので、見る方としては分かりやすいです。あと、撮影が可能だったのも面白いところ。まぁ確かに建築物は出来た後は写真撮り放題だからねぇ。

広角レンズ、用意しておけば良かったです……。


最後に再び地下鉄に乗って向かったのが豊洲のららぽーとの中にある、平木浮世絵美術館。ここでは「江戸の夏 隅田川で夕涼み」と題した展覧会をやっています。隅田川というと花火です、ということで、両国橋に花火という構図のものが多かった気がします。
それにしても、この美術館は何時も思うのですが、せめて太田記念美術館の1フロア分程度の広さがあると、もう少し面白い展示が出来そうなんですけど……。まぁららぽーとの中なので難しいのでしょうねぇ。


ということで、暑さ対策で駅から近い美術館だけを巡ってきました。それぞれ個性的なんですけど、ちょっと華がないような……。明日は駅から少し遠いですけど、山種とかに頑張って行ってみようと思います。