読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

台風9号のおかげです

まさに待望の台風でした、台風9号。日本海を迂回した後に福井県敦賀市に上陸、そして関ヶ原越えをして太平洋側に抜けるコースに驚いた方も多いかと思います。
何でそのようなコースになったのか。要因として敦賀に到着した頃には台風から温帯低気圧に変化しだしていたのではないか、ということが考えられます。というか、今回の台風の動きを説明するには、その前の台風7号から話を始めないといけません。

私が思い描いている構図はこんな感じです。

  1. 台風7号は台風としては勢力が強いほうではなかったので、日本列島を覆っていた高気圧を破壊することなく、東シナ海朝鮮半島→日本海→津軽海峡→太平洋のコースを進行。
  2. しかしこの結果、長期にわたって空気に動きの無かった日本海から東北にかけての空気が攪拌され、動き始めた。
  3. 台風7号が生まれた北緯20度、東経135度の付近は、太平洋高気圧の縁に当たるところで唯一台風を生み出すことの出来る水温と空気の攪拌を持っていた場所だったようで、此処で再び台風が発生、9号となります。
  4. 台風9号は、台風7号が対流を作った影響で高気圧の勢力が少しだけ小さくなったため、台風7号よりもインコースを進むことに。でも、台風7号の影響で日本海は概ね高気圧の勢力圏外となっていたため、台風9号は日本海からエネルギーを供給できず、山陰海岸を進んでいる間に弱体化
  5. そんなへろへろな状態の台風9号、回転力を失った状態で漂流開始。それでも暖かい海を求めているうちに、太平洋に一番近い若狭湾に到着、敦賀市に上陸。
  6. 上陸したところで、台風としては崩壊。その直後に、太平洋に掛かっていた雲の中に低圧帯が出来て、以降はこの低圧帯が台風9号と呼ばれるようになる。


私の描いている構図では、敦賀市に上陸したのは台風ではなく、普通の低気圧だったのではないか、ということです。もちろん「腐っても台(風)」という言葉がありますので、防災上の観点から台風のままにしておいたという可能性はあります。ただねぇ、上陸直後の8日12時に、風速12m/s以上を観測した観測ポイントが存在しないなど、風速18m/s以上という台風の要件を満たしていたとは到底思えないのですよ。

出来れば、ちゃんと検証して、何時まで台風だったのかを検証して欲しい気がしますです。


それはともかく台風9号は、変なコースを通ったおかげで、台風7号の影響でやっと東北まで南下した秋の空気を、一気に東海道から南海道のラインまで引き下げました。長い間膠着していた空気を動かすためには、台風のような暴力が必要だったということで何とも複雑ですが、とにかく、台風のおかげで長かった猛暑も終わりそうです。はぁ、長かった……。