月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

今日の都内巡検記録

今日もまた寒い一日でした。こう寒いと美術館を巡ると言っても遠いところには行けないわけで。そんなわけで、東京駅からもほど近い2つの美術館にお邪魔してきました。


最初に訪れたのは東京国立近代美術館。「日本画の前衛」という展覧会を見ます。

丁度太平洋戦争の前後の時期に、日本画の中で起きた前衛運動を取り上げたもの。抽象表現あり、シュルレアリズムありの、確かに日本画でやらなくてもという題材が屏風に収まっている奇妙さが面白いと言えば面白い感じです。ただ私の脳みそが抽象芸術に疎いので、ついて行けないのが残念であります。


平常展の方では藤田嗣治のミニ特集があって、3枚連続して飾られていました。どの絵にも猫が登場するところがレオナールさんらしいところ。なお、このコーナーとは別の戦争絵画コーナーにも藤田嗣治さんの作品を展示するところに、東近美のそれとない意図を感じます。


東近美を出たところで時刻は16時30分。ということで、18時頃まで開いている中で見ていない展覧会に行こうと言うことで、汐留のパナソニック電工汐留ミュージアムで「建築家白井晟一 精神と空間」を見ました。
この方は渋谷の松濤美術館を作った方。石造りの外観と、中の卵形の空間が特徴的ですが、ほかの建物にも似たようなモチーフがあり、なるほどと思いました。それにしても、建築に関する展示では、ついつい間取り図を延々と見てしまうので、結構時間を取ってしまいますね。一間半の押し入れの下、三分の一が空間になっていて、うち半間は障子の入った窓になっているとか、今後の参考にしたいです(今後の予定がありませんが)。


と、寒さのせいで動きが鈍いのか、今日は2カ所だけ。昨日は東博だけだったし、展覧会を巡るテンポが一気に落ちた週末でした。来週は頑張りたいものです。