月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

突発的関西巡検 2月編

どうも私は、旅に出ないで1か月を過ごすことができないようで、今月も関西方面に行くとこにしたのでした。行くと決めたのは水曜日のこと。twitterのタイムラインを見ていたら、急に美術館「えき」KYOTOでの展覧会でロセッティを見たくなったのがきっかけという……。


ということで、まずは羽田発7時台の飛行機で関西空港へ。飛行機にしたのは、新幹線だと本数が多いので、ついつい、家をゆっくり出てしまうからという理由です。ま、要するに寝過ごし防止です。


関西空港に到着して(国内線の一番端に位置するゲートに到着したので、結構歩くことになる田)、まずはJRに乗って阪和線百舌鳥駅近くの堺市博物館へ。ミュシャ展を見てきます。このミュシャ展は、去年の7月に三鷹で展示されていたのもが巡回してきたものです。去年の7月の時は、最終日に行ったのもあって大混雑。確か15分ほどで会場を通り抜けた記憶があります。
今回の堺市博物館は三鷹とは大違いで、全然お客さんが入ってません。まぁ、大阪からほどほど遠いですし、朝も早いですし……。おかげさまでポスターを,背景の装飾的な所までじっくり見ることが出来て堪能です。


次は、隣の堺市駅に移動して、堺市文化館。まずは中に入っているミュシャ館でミュシャ展のおさらいをして、続けてギャラリーで開催されている「日本のアールヌーボー」を。大正期の絵画を中心に挿絵や装丁、ポスターが並びます。出展は堺市と高島屋史料館からとなっていますが、高島屋が持っている作品の質が高いことを痛感します。またやらないかしら、高島屋の展覧会……。


さて、堺市文化館を出たところで、お昼ご飯を食べながらこのあとの行程を考えます。実は堺に行くことと、京都でロセッティを見ることを除くと、何処に行くのか決めてませんという状態。とりあえず、展覧会情報を見ながら何処に行こうか考えて、伊丹に行くとこにします。堺から伊丹まで1時間とは、結構速いです。


伊丹市美術館で見たのは「近代日本洋画の流れ」という展覧会。山岡コレクションというのは、ヤンマーの創業家のコレクションということのようです。司馬江漢からスタートして、初期の洋画がこれでもかっという量ありまして、お腹いっぱいです。


伊丹からは阪急で京都へ。きょうとでは細見美術館に参ります。今日の展覧会は最初の展示室が若冲、2番目が江戸絵画、最後の部屋がお茶の道具という構成。当然、1つめの展示室ばかりをじっくり見るわけです。糸瓜群虫図や鶏の屏風、酔っぱらった鼠など、若冲オンステージで若充です。なんですけど、このとき、何時もの鉛筆からキャップが外れない事態が発生していて……絵を見ては外に出てボールペンでメモを書いてまた展示室に入るというのを繰り返してしまいました……妖しいって。


かわりの鉛筆を河原町三条ののLODTで飼った上で、最後に美術館「えき」KYOTOへ。今日のメイン、「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」です。
好物だけあって、最初の絵から素敵でくらくらと。私の萌えに関する美の壺が刺激されます。すっかり満腹状態で出てきて、気持ち良くなった勢いで新幹線へと。


いや、突発的に出かけたにしては、堪能できたようで……。
それにしても、3月になると、関西に行かないといけない展覧会が多くて……。何回来ることになるんでしょうね……