月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

田村ゆかりコンサート@武道館

何か最近、当駄文ブログで音楽に関するネタしか書いてない気がしますが、今日も懲りずに音楽ネタです。というのも、昨日と今日、2日続けて武道館での田村ゆかりさんのコンサートに行っていたもんですから。感想は熱いうちに打っておこうかと*1
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ちなみに、武道館のまわりの桜は、散り気味とはいえ、しっかりと残っていました。ピンクの国の姫君が行うコンサート、桜が残って本当に嬉しいです。
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同じようなことを考えている参加者が多かったのか、観客の衣装とサイリウムが桜色95%という感じで統一されていたのは壮観でした。


まずはとりあえず、曲目リストを書いておきます。15日と16日で曲目が変わったところは、両方を併記します。

01. LOVE ME NOW!
02. picnic
03. happy life
(MC1)
04. プラチナ Lover's Day
05. (15日)Spring Ferver,(16日)天使のお仕事
06. Don't wake me☆Up
(桃色男爵ご紹介)
07. 流れ星ジョニー
08. (15日)YOURS EVER,(16日)宵待ちの花[アコースティック]
09. Floral Blue
(桃色メイツご紹介)
10. Baby Blue Sky
(MC2)
11. Super Special Day
12. 恋に落ちたペインター
(ビッグバンド演奏)
13. 恋のアゲハ
14. 神聖炉
15. (15日)星空のスピカ,(16日)Beautiful Amulet
(めろーん音頭講座)
16. めろーん音頭
(MC3めろーんコーナー)
17. 教えてA to Z
18. You & Me
19. (15日)恋せよ女の子,(16日)ラブラブベイビーハッピースター
20. Cherry Kiss
21. この指止まれ
22. チェルシーガール
(以下、アンコール)
23. Gratitude
(MC4)
24. Fancy Baby Doll(曲間にメンバー紹介)
25. Super Special Smilling Shy Girl


今回の座席は、1日目はアリーナ席でステージ左寄りの前から5列目、2日目の千秋楽はステージの左側真横の2階席*2。なので、初日に細部、千秋楽に全体を見ることが出来ました。なんとなく、全てを見ることが出来た気分。
開演に先立っては、主催の方が出てきて地震の際の注意事項。そんな方にも拍手を送る王国民が好きです。


1曲目は「LOVE ME NOW!」。昨年5月のFCイベントでPVを収録して以降、ポンポンを使う曲として定着していますが、流石に皆さん、取り出すのが早いです。私は初日にポンポンを取り出すのに手間取りましたので、2日目は最初から出していたとか。あと、曲の途中で観客同士隣の方と肩を組むところがありますが(って、別に誰もそんなことを強制しているわけではないですが)、これって、隣が女性の時は思いっきり迷いますね……


3曲目と4曲目の途中のMC。初日は「初日にも関わらず、折り返しでございます」と言いながら、見切り席(1階の、ステージ最前部のラインよりも前側に設けられた席)のお客さんに対して、「ここ(背の高い照明用機材)にいたら見えなくなるよ」と言って隠れてみたり。相変わらず楽しい姫さまです。
千秋楽のMCは、会場がピンクだらけな件について。この日は2階の高い位置から見ていましたが、今まで見た中で、一番ピンク色が揃っていたような。UOのサイリウムも最後まで登場しなかった気がしますし、服もピンク色の人が多かったですし。そしてトークは服の色について。大量のピンクの合間に見える

  • 「緑は桜の葉っぱ」
  • 「青は……なんだろ?」「(Jackさん)青は、桜の間に見える空」
  • 「赤はさくらんぼ」
  • 「黒は……心の闇!ぶどーかーん!」。

2008年の武道館でのコンサートの際に「よくアーティストの人が感極まって『ぶどーかーん!』って叫んでいるけど、ゆかり、何処で叫んで良いか判らない」と言っていたのを受けて、今日は叫べるタイミングで叫ぶようです。


5曲目の2日目、天使のお仕事に思わず喜ぶ私。この曲の歌詞は女の子の可愛さが詰まっていて、好きなのです。

そして6曲目、Don't wake me☆Up。この曲ではイントロのところで響めく観客多数。コンサートでの演奏が初めての曲です。これも、歌詞が好きな曲で好きなんだけど。


7曲目の流れ星ジョニー。今回のコンサートに合わせて、コンサート会場限定で発売されたシングルに収録されている曲です。なのでコンサートの中で聴くのが初めてでしたが、この曲は良いですよ。最初に聴いての感想は「(中森)明菜ちゃんみたい」という感じでしたが、家に帰ってCD音源を聴くと、明菜ちゃんと言うよりは原田知世とか……(由貴ちゃん以外は詳しくないくせに、議論するの止めなさいよ)。

8曲目はアコースティックコーナー。といっても7曲目からMCなどを挟まずに連続して行ったので立ったまま聴いている方も多くて。アコースティックコーナーへの導入は難しいです。


10曲目のBaby Blue Sky。2002年に発売されたシングル「Love Parade」のカップリング曲ですので……済みません、曲名思い出せませんでした。どうも、そんな患者さんが多かったせいか、初日は直後のMCで、「ゆかりが初めて作詞をした曲なのに、無反応じゃいない?」と、姫君からクレームが。「もしも明日やったら、イントロで『キター!』って言ってね。それじゃ練習してみようか」と歓声の練習(笑)。コンサート初日が、お客様を入れての公開練習に変わった気がしますが、まぁコンサートツアーは日数を経て完成度を上げていく生きものですから、こういうのも有りではないかと。
で、千秋楽は前日の公開練習を踏まえて、イントロで「キター!」と叫ぶ王国民。そして所々コールも入って。ちゃんと反応したんですが姫さまは「超盛り上がってる、出だしだけ。でも、出だしが肝心よね」との一言。結構頑張ってたと思うんですけど……。
そう、2日目の、このタイミングでのトークでは、衣装(紫を基調としたワンピース)可愛いよね、魔女っ子みたいとの発言が。そして、後ろの巨大ディスプレイに姿が映っているのを発見して、「カメラさん、少し引いて下さい。そこ、ストップ!。これがみんなの求めている『絶対領域』です」と。いや、なめらかなトークです。


14曲目の神聖炉。先日の曲目予想でも挙げていたのに、イントロが流れたときに思わず歓声を上げてしまったりして。今回のツアーは好きだけど今までコンサートで演奏されたことがない曲が何曲も演奏されて、嬉しいです。
この曲では途中から、国技館のほぼ中央に設置したゴンドラに乗って、空中で歌っておりました。中々高い位置で宙づりになっていて、もしかして制作の方が消防にお百度を踏むことになったのは,このせいかしら?と考えたりして。

と思ったら、その次の15曲目(初日は星空のスピカ、千秋楽はBeautiful Amuletのなのはコンボ)はステージ上で炎を大量に用いての演出。消防署にお百度は、こちらの件だったのかも知れません。


めろーん音頭はビデオでの振り付け指導が入りました。モニターには、ゆかり姫とネコさんたちが登場して振り付けをパートに分けてやってくれますが、その間ずっと無表情を貫こうとして貫けない姫さまが可愛いかなと。
で、その1回の振り付け指導で本番に綺麗に揃うんだから、王国民は良く訓練されていると言われてしまうのですが。
めろーん音頭の後で、ゆかり丸(ステージ前方に設けられた移動式の小型舞台)に、「3ノットで前進!(初日)」とか、「ストップ!、バック!(2日目)」などと指示を出して遊ぶ姫君、そして漕ぐポーズをするネコさんたち。仕掛けで遊ぶのは定番になっている感もあります。ちなみに、ゆかり丸の動力は人力なので身を乗り出して実際に押しているスタッフさんに「本当にごめんなさいね。でも、これは今来ている方々のあこがれの職業ですから、誇りを持って下さい」と。スタッフへのフォローも忘れないのが素敵です。


めろーん音頭の後は、ネコさんが消失マジック。といっても、大きな布を取り出して、それで隠している間に迫り(舞台上の昇降機のことね)を使って奈落との間を行ったり来たりしているだけなんですが。ついでに、見切り席などからは、もしかしたら丸見え?という状態。なので姫より、「丸見えだけど黙ってて!」と勅令が出ます。なので見えてません、うん。
ここでの昇降マジックは、ゆかりさんがヘッドマイクからハンドマイクに装備を変更すること、めろーんステッキを取ってくること、太田雅友さんを登場させること目的に行っていたようです。この昇降マジックの流れが両日で違っていて、1日目はこんな流れ。

くすんでないネコ消失→くすんでないネコ登場→ゆかりも〜と言いながらゆかりさん消失→ゆかりさんの代わりにパペット登場→もう一度やったらゆかりさん登場、でもめろーんステッキを忘れた→高い位置の迫りから太田雅友さんが「うんうんそだそだ」の出ばやしとともに登場、手にはめろーんステッキが→「お前らの『うんうんそだそだ』はこんなもんか〜!」などと煽った後、「めろーんステッキでございます」とゆかりさんにステッキを渡す

そして2日目は

くすんでないネコ消失→くすんでないネコ登場→他にも消せるものがあるの?、え?私?と言いながらゆかりさん消失→ゆかりさんの代わりに太田雅友さん登場→ここで暫く太田雅友オンステージ、めろーんあるある体験談(ゆかりん以外がめろーんしてもめろめろになりがち)を発表→やっと、ゆかりさん登場

という流れ。なお、めろーんあるある体験談は、太田さんがtwitter上で開演37分前に募集したもので、採用されたものは、まるたまさんが送ってきたもの。開演直前に機動力が凄いです。


そして、めろーんコーナー。1日目は桃色男爵さんの実演後に観客が行うという通常パターンでしたが、2日目は「めろーんあるある体験談」の複線があるので……。
「試しにやってみて」と、桃色男爵さんにステッキを渡すと、桃色男爵さんがめろーん実行。複線に従って観客がめろめろになると、ゆかりさんから「き・み・た・ち・は・ば・か・で・す・か・?」と。これを桃色男爵さん5人で繰り返します。この状況に姫は不機嫌そうになりながら、「きっとみんなの本気はもっと凄いはず、きっと凄いめろーんが出来るんだろうなぁ〜」と、夢見る少女っぽく言います。当然ながらこれは、わざとフラグを立てる行為で、期待を裏切ってめろーんをするなと言う意味の勅令なんですが、やってみると、めろめろになった人が5%ほど。「おいおい、今の場合はめろーんしないのが正解だよ」と姫が言い出す始末。3回繰り返しても、まだキャーと言う人が数名いて「今きゃーって言った人は『空気が読めない』人じゃなくて、『空気を読まない』人です。そういう人は苦手です」と。怒ってます、姫が。
ここでJackさんから一言。「めろーんは段取りが決まってないから、グダグダになりがち」。いや正にその通り。
ということで、やっと本式のめろーん。「さっきの目立ちの人をかき消すくらい、全力で行くよ!」の指示の元、「めろーん、ストップ!、更にめろーん,めろーん」。正直年寄りには辛いです(汗)。「んろーめ」で解放まで、長く感じますな(大汗)


そしてこの先は飛び曲のコーナー。18曲目のYou & Meはラップの浸透率が高すぎです。しかも、見切り席のようにステージ後ろよりにも席があるので、演奏している人には今までにない音量で観客のラップが聞こえていたようです。
19曲目は初日が「恋せよ女の子」。言わずと知れたパペット曲です。なので2日目は「恋せよ」があるなら〜と思って、うちのパペット(写真に写っているプリン)を連れて行ったのですが、この日は「ラブラブベイビーハッピースター」。パペット出し損ねました……。折角連れて行ったのに、ごめんよ。


アンコールでのMC。初日は、「ここ暑いよね、暑すぎて飲んだお水を戻しそう。戻さないけどね。お水飲みたいけど飲むと「にょいっちゃう」し、葛藤中です」と。さりげなく頻尿ネタを混ぜてきます。2日目は、前回2008年に武道館でのコンサートを行う前(半年くらい前かな?とのこと)に、のどの手術をしていたことを。当時のスケジュールを見ても目立った隙間がない*3ので、ものすごい手術というわけではなかったのでしょうが、それにしても驚くやら、心配するやら(いや、3年前のことを今心配しても始まらないのだけど)、そんなことを3年間みじんも感じさせなかったことに感心するやら。凄い人です。
そして告知。5月1日のユニバーサルスタジオでのイベント、それからアニサマは初日に出演、昨年10月と今回の武道館公演を収録したBlu-Rayの発売とそんなところ。5月1日の5月1日のイベントについては、初日は「きみたち『ぼっち』だし、遊園地だし、来るのが辛いと思うけど」、2日目は「お日様さんさんとか歌っているけど出来るだけ日影にいたいし」と困難があるけど来てくれると嬉しいという説明が付いていました。確かに、今ひとつ良く判らないイベントではあります。やっているのがヤマハA&Rなのが、更に不安を煽るなと(をぃ)。


全ての曲が終わっての、最後の挨拶。千秋楽には、「最近思うのは、『またね』って言えるのは幸せなことだと思います。またね。」という言葉。こういうさりげない一言が、何時もながら素敵です。


ということで、何か6000文字(400字詰め原稿用紙15枚?)の長文になってしまいましたが、コンサートの感想、こんなところです。
今回は懐かしい曲も多くて、自分の学習不足を反省することしきりですが、音楽、トーク、遊びの構成が、特に2日目は絶妙でした。次回のコンサートが何時になるか発表されませんでしたが、「またね」の言葉を胸に、待つことにしたいと思います。

*1:なぜ、展覧会の感想で同じことが出来ないのかは、謎

*2:席の真下はステージ最前部という位の真横でした

*3:2007年は9月までコンサート、2008年は2月にアルバムを出して、3月に武道館です