月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

本日の名古屋巡検

昨日は京都大阪奈良と巡ったあとに、さらに名古屋まで動いて宿泊してましたが、今日はその名古屋市内をぶらぶらしました。


まず最初は名古屋城。9時の開門ちょうどに行ったらまさかの入場券購入の行列が。名古屋城ってメジャーな観光地だったんですね。

もちろん私はコンクリートの天守閣くらいは写真に撮るものの、天守閣も最上階には登らずに2階の展示スペースへ。今回は本丸御殿の障壁画の復元模写が入場無料、写真撮り放題で展示されていました。復元模写といっても戦前のモノクロ写真からの復元ですので、大変でしたでしょうねぇ。虎や麝香猫を描いたものが多かったですが、どちらも可愛くてねぇ。麝香猫はほんとにラブリーでしたよ。


ほいで名古屋城からは基幹バスで徳川美術館。基幹バスは便利ですが、どこを走っているのか情報があまり出ていないのが困り者です。せめて、地下鉄の路線図に併記してくれると良いのですが。

今日の徳川美術館は特別展が2つ。
まず、蓬左文庫では尾崎久弥コレクション、江戸時代の書籍(戯作)のコレクションです。これが良かった。江戸時代の書籍の大きさとか、複数冊に分かれている小説の場合は表紙を繋げて大きな絵にできるとか、数冊だけ見ても気づきませんもん。ただ、量も多いので、見るのに疲れましたけど。

で、2つ目の特別展に行く前に喫茶コーナーで呼吸を整えて、徳川美術館の岡谷コレクション展。折角喫茶コーナーで呼吸を整えたのに、やっぱり途中でバテて一寸印象が薄いという……。
とりあえず、円山応挙の浜松図屏風と、田中訥言の白鷺に鶺鴒図屏風が好みでした。(というか、茶道具に対する知識をちゃんと付けないと、折角のコレクションが鑑賞できなくてもったいないです……)


徳川美術館を出ると、ちょうど目の前にメーグル(観光用循環路線バスですな)がいたので、これで栄へ。んで栄から地下鉄で金山に出て名古屋ボストン美術館です。

名古屋ボストン美術館の「時代を彩るファッション」。およーふくを見るのは楽しいやね。展覧会の趣旨は無視して、このおよーふくを誰に着せたら似合うかしらと考えるのが楽しいのです(をぃ)。今回は、うちの姫君に着せたら似合いそうなのが1着ありました(汗)


金山からは再び栄に地下鉄で戻って、愛知県美術館です。今日の旅行の最大の目的が、この展覧会かも、という「魔術・美術」通称「マジュビジュ」です。

魔術にちなんでチケットに凝ったり、魔女の衣装を用意したりと準備から楽しそうな様子が伝わってましたが、本当に魔女の衣装を貸し出していましたね。私が見たときは男性の方が着ようとしていましたが……魔男?

それはともかくとしてマジュビジュですが、魔法じゃないけどだまし絵の世界、魔術や幻想をテーマにした絵、ほいで現代芸術で不思議を感じるもの、という3部構成ですけど、章立ては横において、これなんだろ?どうなってんだろと思ってみるのが楽しいようです。

そういえば、小さい女の子が金昌烈の「水滴」を、本当に水滴か触って確かめようとして、監視員さんに慌てて止められていましたが、だまし絵を展示しているときは避けられない問題なのかも。


と、ここまで見たところで時刻は15時過ぎ。もう一件くらいは美術館に行くことの出来る時間ですが、ちょっと足のほうが限界なので、美術館とは違う方面に…。ということでやって来たのは、あおなみ線の終点、金城ふ頭。駅前のJR東海リニア・鉄道館に入ります。

リニア・鉄道館は大宮の鉄道博物館と比較すると規模は小さいものの、鉄道技術に関する展示がしっかりしていて好感が持てました。大宮のは車両しかないイメージですからね


ということで、17時すぎまでフル稼働でしたので、早めの新幹線で東京に戻りました、となればよかったのですが、大型連休の最終日前日ということで東京方面はどの新幹線も満席。結局、何日か前にとった19時台の便から前倒しできなかっったので2時間を適当に時間を潰して戻ったのでした。
いや、久しぶりの関西/名古屋だからって、二日間に展覧会11箇所とか、無理しちゃだめですね。
ちなみに2日間で4万歩を超えてたのよね……。