先日、開業したばかりの渋谷ヒカリエに行って来ました。
私はショッピングセンターとか全く興味が無い人間なので新しいショッピングセンターが出来たからって開業直後に行くことはないのですが、ヒカリエは特別です。というのも、ヒカリエの開業はこれから始まる渋谷駅大改造のスタートだからです。
渋谷駅の大改造計画については、渋谷区の出した整備方針案を見ていただくのが早いですが、要は、東横線が地下になることによって発生する土地を活用して順次古い(耐震強度が心配な)建物を立て替えて、最終的には4階、2階、地上、地下の4平面と、アーバンコアと呼ぶ垂直方向の移動軸に人の流れを集約することで、狭くて階段が多くて不便に感じる渋谷駅を便利で使いやすいものにしようというものです。
少なくとも渋谷駅が古くて狭くて階段が多いということに対して、過去にも立て替えて何とかしようという計画はあったようですが、東急東横店東館が渋谷川の上を覆う蓋の上に立っているため、そのままでは(川の上に建物は建てられないので)法令上新たな建物を立てることが出来ず、話が進みませんでした。しかし、2009年に「東急東横店東館の下に流れてるの、あれ、川じゃなくて下水道だから」ということにして、やっと話が進みだしたわけです。
今後渋谷駅周辺で予定されているのは、既に発表されているだけでも
- 東横線の地下化、地下鉄との直通運転
- 東急東横店東館の閉館
- 銀座線の駅を東寄りに移設
- 駅前広場等の整備
で、更に、最後に上げた区画整理事業の資料で将来イメージとして*1
- JR埼京線を山手線の隣に移設
- 既存の駅ビルを壊して、南側に新築
- 3階と地下に東西通路を整備
というのが含まれています。
当然ながら、ヒカリエも、そんな計画の中の建物なわけで、特に3階の東西通路や銀座線の駅との関係を見ておきたい、ということで行ってみたわけです。
ということで、まずはアーバンコアの一つになる、地下から地上へのエスカレーター
将来の渋谷駅周辺には、こういう、エスカレーターによる上下移動ポイントが沢山できるわけですね。
それから、アーバンコアの3階。
今は開業記念のオブジェが置かれていますが、注目は女性人形の後ろの半透明プレート。このプレートをもしも外すことができると、ヒカリエの2階と渋谷駅を結ぶ連絡橋の屋根の上に出ることが出来ます。たしかに屋根の上に、もう1層追加することもできそうな気が……。