月猫ツーリスト

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大英博物館古代エジプト展@森アーツセンターギャラリー

昨日のことですが、六本木の森アーツセンターギャラリーに、古代エジプト展を見に行って来ました。
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東京ではいまエジプト展を2つやっていて、もう一方の上野の森美術館の方はお値段がお値段なので二の足を踏みまくっています。そんなこともあって今回来たのは安い方、というわけです。いやいや勿論、大英博物館が滅多に出さないものが見られるというのも、見に来た理由ですけどね。

で、来てみると、エジプト展の常で混んでるわけでして、会期末直前なのもあって30分ほど待っての入場となった次第です。
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ところで今回のエジプト展ですが、「大英博物館が世界に誇るエジプトの至宝堂々公開!!」という文字が踊ってて、エジプトの考古遺跡が沢山あるように見えますが、実際には「死者の書」という死んだあとに極楽往生するための手順や呪文を書いた文書を中心に、古代エジプト人の死後の旅を追体験しようというものでした。日本で言うと、三途の川を渡った後に、地獄を順に巡っていく地獄草紙の世界でしょうかね。ただ、地獄草紙のような怖い世界ではなかったです。


そんなんで、今回一番の展示物は、全長37mもある「死者の書」。これがアーチ状の壁に一列に並んでいるのは壮観です。ミイラや木棺ほどインパクトがないのか、割合空いてましたが、じっくり見ると楽しいですね。神様の頭部がハヤブサだったりトキだったりネコだったりと、動物園さながらなのも良いですね。
ちなみに図録には、この死者の書が前編、大きめの写真で掲載されていましたので買いましたよ。後で絵本がわりに見て楽しもうかと。


あと、死者の書に書かれている内容は、パピルス文書として書くだけでなく、ミイラの木棺や、木棺を収めた外箱、更には死体を覆う包帯などあらゆるところに書いてたようです。なんか死んだ後に手順を間違えると永遠の命は手に入らない様ですので、遺族の方が手順を間違えないように、呪文を忘れないようにと思いながらあらゆる所に書いたのでしょうね。


ということで、エジプト版の三途の川の先の旅は結構面白かったです。個人的にはお勧めですけど、一般の方が展示のマニアックさに付いてこれたのかは、うーん、謎だわ……。