月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

田村ゆかりコンサート@横浜アリーナ(前編)

昨日はコンサートでサイリウムを振り疲れてセットリストしかアップしなかった田村ゆかりさんのコンサート。今日こそはちゃんと感想を……と思って書き始めたのですが長文になってきたので、ほぼ中間点の12曲目まで感想を書いて、続きは明日ということにしたいと思います……。
今まで触れられなかった、曲やビデオの感想を書くと、いい長さになっちゃうのよね……。


とりあえず意味もなく、グッズコーナーとFCカウンターのディスプレィでも。
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ハニワって、sktmさん?(汗)


ハニワで動揺しましたけど、コンサートの感想、行ってみたいと思います。

1〜3曲目

今日の席はセンター席(他の会場ではアリーナ席と呼ばれる、競技場となる面の席)の最後尾。ただ、横浜アリーナは電動式で床面の高さなどを変えることができるので少しせり上がっていて、アリーナ席(他の会場では1階席と呼ばれるところ)と同じ高さだったのは助かりました。最後尾とはいえ、ほぼ正面なので、ステージプランや照明プランが確認しやすかったのは良かったです。

この位置なので、コンサートが始まった時に客席一面がピンクのサイリウムで覆われるのを堪能出来ました。今回は見事にピンクで揃いまして、UOも見かけなかったように思います。ある意味、客席一面のピンクは大きな会場の一番の見所かもしれません。


1曲目は「アイマイボーダー」。ニューアルバムで一押しな曲からのスタートです。赤っぽい衣装が元気な曲に合うような。
この曲は冒頭の「♪今何してる?」と「♪いつもの場所で会おうよ」のところにコールが入ります。冒頭からのコールも珍しいですが、要するに姫を王国民の男どもがデートに誘っているわけで(汗)。但し、そのあと歌詞は「そんな言い方なんだか、彼氏みたい、吹き出しちゃう」と一笑に付される訳ですが。そういえば初期の頃(仙台2日目)などでは、このコールで姫は照れていたような。


2曲目は"SSSG"こと「Super Special Smiling Shy Girl」。2009〜2010年のPrincess a la modeツアー以降、クライマックスの定番曲でしたが、今回は2曲目に。ちょっと2010年秋のStarly Candy Stripeツアーでの、1曲目「Heavenly Stars」→2曲目「チェルシーガール」の流れを思い出したりして。冒頭の新曲である程度加速したエンジンを2曲目で一気にフル回転にするような、そんな流れです。

そして3曲目に「ラブリィ レクチャー」。2年前の横浜アリーナが初コンサートだった私には、やっとコンサートで聴くことができた曲となります。新澤さんのキーボードが楽しそうな曲です。
この曲で「go! go! go! go!」と勢いをつけて、最初のMCに流れ込みます。

MC1

今日のMC本編は「いやー、おっきいね」と会場の大きさからスタートしました。
「以前、何年か前、あれ?何年前だ?」と2年前の横浜アリーナでのコンサートを振り返りながら、「まさかまた出来るとは」と。前回の時は「布とか掛けてましたが」、今回は見切れ席まで満員なのに感激の様子です。

と見切れ席に話が及んだ所で「端っこの人は見えるの?。おーい、見切れの人〜」、といじり始めます。「ここだったら見えないよね」と言いながら、舞台の高いところ、奥まったところに移動していくゆかりさん、そして音量が小さくなる見切れ席の人々。なるほど、確かに見切れ席からはステージの奥の方は見えていないようです。
ひと通り遊んだあとにステージの通常の立ち位置に戻りながら「疲れるね、結構」。きっと横浜アリーナのステージは、他のところよりも大きめに作ってあるんじゃないでしょうかね。ダンサーさんも8人増しの12名でしたし。


定位置に戻ってきて、次の話題は「この中で、横浜を満喫した人〜。満喫といっても『漫画喫茶』ではありません」というアンケート。ま、たしかにこの集団ならグッズを購入したあとに入場までの時間を漫喫で満喫した人がいても不思議ではありません。
「中華街?、あるねー。ラーメン博物館?、あるねー。」「赤レンガ倉庫?赤レンガは楽しめないでしょー、お洒落スポットだし」と、ボッチの多い王国民をいじったり。ただ、全体的に皆さん色々なことを言っていて……「一部の人だけ盛り上がってごめんなさいね。スタッフのかた、×の付いたマスクを……」と姫。今日はこれ以外にも、王国民の騒ぎが収まらず、姫が会話を拾えなくなる局面がありました。ちょっとね、お客さんとの会話をピンポンラリーのように楽しむには、会場が大きすぎ、客席が遠すぎるのかもしれません……。

それから途中で給水に向かった時に「お水おいしー?」とあちらこちらから。すっかり絶滅したと思われていた「お水おいしー?」が一部の方の中では生き残っていたようで。
私の記憶では「お水おいしー?」はStarly Candy Stripeツアーで封印されて、Mary RoseやFCライブでは極少数、今回のツアーでほぼ全滅と思っていたのですが、やはり会場が巨大だと、過去にあまり参加してない王国民も多いのかしら?

それはともかく、「ゆかりはねぇ、あまり横浜を満喫してないですよ」と、再び満喫する横浜の話題に戻ります。ラーメン博物館は、ファンクラブの会報の取材で行ったことがあるそうです。「すみれ」というお店で、ラーメンの液体の表面が、油で膜が貼ってある状態なので、中々冷めにくいというのが特徴だとか。


と、その横でベースの山田正人(まさにゃん)さんが何やらゴソゴソと。「まさにゃん、何してるの?」とゆかりさんが聞くと「耳が遠くて」と山田さん。当然のように王国民からは「お爺ちゃーん」の大合唱。すっかり初老が板についた、まさにゃんです。
当初は「お爺ちゃんじゃなくて、お爺さんだろ」などという会話があったものの、「いいや、今日は無礼講」と諦める山田さん。それにすかさず姫が付け入って、「(幼女モード)おじいさん、おじいさん、お金頂戴!」とおねだりしながら山田さんの周りを飛び跳ねます。それに対する返答が少し遅れたので(一応、「後で10円あげるから」とは言ってましたが)、「ちゃんと拾ってください。」と不満な姫でした。


と、3つの話題に分割されましたが、トークを終えて次の曲へ移ります。

4〜6曲目

まずは「太陽のイヴ」。曲の前奏で赤い服を脱いで中に来た水色のワンピースに早変わりです。この曲はFCライブの際のウサ耳が印象的でしたが、ウサ耳なくても、可愛いぞ。

次の曲は「ラブサイン」。ここで「ゆかり丸」が発進します。今回のゆかり丸はセンターステージまでの間を往復する仕様。センターステージの所では、間の隙間にはまり込んでドッキングする仕様のようです。ついでに、ゆかり丸の所定立ち位置のところはパンタグラフ式で昇降するようになってました。昇りきった状態でゆかり丸がバックを始めて、姫が体制を崩しそうになる場面もありましたけど。
ここでのコールは、仙台2日目にギターの増崎孝司(Jack)さんが始めた「あーん」のところ。北九州ではかなりの音量でしたが、横浜アリーナでは、コールを入れた人と入れない人が半々という感じだったでしょうか。ちょっと寂しい。

「ほんのり桜色」。椅子やクッションも登場する演出でした。ここでの注目は足の動き。左を左→右を左→右を右→左を右→右を前→左を右→右を後→左を左、みたいな感じ(多分間違ってます)。しかもこれが連続しなくて、これを1セットやると桃色メイツちゃんたちとの集団演技があって、次の小説はまた足の動きと……これは覚えるのが大変だったのではないかと想像できますね。

VTR1 メンバー紹介通販ビデオ

ここで衣装替えの間にメンバー紹介のビデオが流れます。と言ってもただのビデオではなく通販番組を真似たフォーマット。司会はゆかり姫の従兄弟、服巻浩司さんと、「ゆかりおねいさん」。会場限定通販で販売されたものは、今回のツアーにピッタリなバンドメン。最初は、まさにゃんがお値段8割引(でも腕前は8割増し)だったのに、お値段据え置きのままJack、はた坊、God、Pたん、更には猫に買い方DVD「やっぱりくすんだ猫が好き」、ゆかりん's ブートキャンプ(桃色メイツの4名)がついてくるとお買い得。その間、「お高いんでしょ?」とおねいさんが言えば、「僕が嘘を言ったことがあったかーい!」と返す浩司さん。アメリカンなノリでございました。

しかもVTRの最後には提供クレジットが流れて(ちゃんとキングレコードとか、Hibinoとか、今回のツアーに関係のある各社様です)、どこまでも通販番組のフォーマットでした。

と、VTRで思いっきり煽って、最高の歌声を届ける田村ゆかりさんを迎えるわけです。

7〜9曲目

その通販ビデオの高いテンションから、一気に引き戻すバラード曲「Sympathy of Love」です。昨年4月のMary Roseコンサートの時も、プロレスの選手紹介のような桃色男爵紹介の直後に出だしがムーディーな「流れ星ジェニー」で落差がありましたが、今回の落差はそれ以上。正直、ここの繋ぎはあまり好みではないなぁと。バラード曲の前は、あまりテンションを上げすぎないようにしてくれる方が嬉しいかなと。

「Sympathy of Love」のバラード曲の間、私はサイリウムを止めて聴いてます。なんか、手を動かすところに神経を割きたくないというか、聴くことに心を寄せておきたいというか。勿論、ゆかりさんが「バラードの時に揺れるサイリウムを見るのが好き」という趣旨の発言をインタビューでされているのは心得ていますし、私もピンクの光が揺れるのを見ながら聴くバラードは最高と思っていますので。
というか、自分は振らないのに皆さんが振っているサイリウムを愛でていて、本当にごめんなさいというか。
それにしても、(先程よりも濃い)青いワンピースが、よかったです。それから、Jackさんのアコースティックギターも素敵です。

「雨音はモノクローム」。R&Bの曲。この曲もじっくり聞きたいところ。そういえば横浜アリーナ名物の天井中央にある大型ディスプレイは、「Sympathy of Love」「雨音はモノクローム」の2曲ではオフになってましたね。

そして9曲目が「if」。私が大好物な、格好良い系に分類される曲です。この曲は振付がロボットダンスしてました。

VTR2 ときめきフォーリンラブ

VTRに映しだされたのは「ヤングスターの星」というタイトルと、7・3に髪を分けた司会者と、白いワンピースに聖子ちゃんカットな少女。神奈川県横浜市出身の田村ゆかりさんです。ちなみに出身地は公演ごとに異なりました。
で、その田村ゆかりさんがひとりきりの舞台で1曲歌うわけで……要するに「スター誕生!」です。先ほどの司会者は、萩本欽一さんということになりますね(汗)。

歌った曲はタイトルは紹介されていませんが、「ときめきフォーリンラブ」とでもしておきましょうか。

♪ときめきフォーリンラブ あなたに夢中 いつまでも、ずっと 好き

というサビが心地よい、甘々のラブソングです。ちなみにオリジナル曲ですので、曲の詳細はBlu-Rayが発売されるのを待ちましょう。

そんな初登場の曲ですが、完璧にコールを入れる王国民。確か、名古屋ではコールがあまり入りませんでしたが、仙台の1日目からは入れていたような。このあたりの適応力が高いのは王国民の特徴です。

歌い終わったあとに「どうだった?」と聞く司会者に「緊張しましたけど、一生懸命歌いました。ありがとうございました」と答える田村ゆかりさん。完璧にスター誕生!のフォーマットです。
更には「そのお洋服素敵だね〜?」と聞かれると「これはお母さんがカーテンで……」。笑いもちゃんと取ります。

今までの7公演では、ここまででお終いだったのですが、最終日は決戦大会だったようで、スカウトマンが札を上げるところまで再現してました。中々札を挙げないところとか、細かいところをパロってますね。ちなみにスカウトマンにサウンドプロデューサーの太田雅友さんがいたりと、楽しいです。
結果として全てのスカウトマンが札を上げて……って、それは桜田淳子、山口百恵レベルじゃないですか!。ちなみにスカウトマンのコメントは「ナウなヤングにバカウケ」「透明感がある」「17歳ということで、昭和の代表するスターになる」など、楽しんでますね、皆さん(汗)。
大量のスカウトを得た田村ゆかりさん、泣きじゃくります。これもスター誕生!ではお馴染みのシーン。「どんなスターになりたいですか?」という質問に「たくさんの人に愛される、お姫様になりたいです」って、姫……(汗)

10〜12曲目

先ほどのアイドル路線ビデオから打って変わって、これからの3曲は所謂かっこいいコーナー。赤いドレスに黒いブーツが、かっこいいに拍車をかけます。

「AMBER〜人魚の涙〜」ではレーザー光線が登場して、一気に空気がサイバーに。冒頭のセリフは、どこがゆかりさんの言葉で、どこが被せの音声なのか判ってませんが、セリフを正面のLEDディスプレイに映してくれたおかげで、やっと全文が理解できました(遅い)。

「Black cherry」は、キーボードの新澤健一郎(Pたん)さんの演奏が強烈。中腰のまま左右のキーボードを演奏するとか、パフォーマンスも抜群です。

「トラウマの耳たぶ」では、今度はJackのギターが吠えまくります。また、はた坊のドラムスも鳴り響く、聴き応えのある曲になっていました。

このコーナーの3曲、「かっこいいコーナー」というよりも「桃色男爵フュージョンコーナー」と呼んだほうが良いかも?と思う格好良さでした。特に、増崎孝司さんと新澤健一郎さんがね。

桃色男爵フュージョンコーナー

先ほどまでの格好いい演奏の余韻も冷めないまま、桃色男爵のフュージョンが始まりました。ある意味、コンサートの中で一番聴きごたえのあるコーナー(マテ)。きっとこのコーナーは、男爵さんたち(と、多分太田雅友さん)がゆかりさん抜きで勝手に決めて勝手に練習してやっているのではないかと想像したりして。ぜひ、男爵さんたちのフュージョンだけを集めたCDを販売して欲しいものです。キングレコードさん、いかがですか?
ちなみに男爵さんたち、カメラがそれぞれ専用に付いていたようです。ドラムスの波多江さんは、真上にカメラがセットしてあって、真上からの映像は新鮮でした。


ということで、13曲目から先は明日にでも。