月猫ツーリスト

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再訪、大神社展@東京国立博物館

4月23日の駄文でも少し書いておりますが、七支刀が大神社展で展示されるのは12日まで。それならばと東博の夜間開館を利用して2度目となる大神社展に突入したのでした。

大神社展は皆さんの絶賛にも関わらず今ひとつ面白さがわからなかったのでしたが、疲れてない時に行ったら少しは面白いかも、と思いながら今日行ってみたわけですが、いや、堪能しました。疲れは展覧会の敵ですね……。
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第1章 古神宝

展示の最初は古神宝。後期は熱田、厳島鶴岡八幡宮からの展示でした。前期はここは熊野大社伊勢神宮でしたが、何か後期の方が楽しめたという感じです。

特に、厳島神社の古神宝はミニチュアサイズなのが面白いのと、製作年代が1183年(平家滅亡2年前)なのに驚いたり。あと、螺鈿細工の小刀がありましたが、螺鈿の装飾は古い時代のものの方が惹かれますね。

第2章 祀りのはじまり

第2章の目玉は沖ノ島の遺跡群。沖ノ島の遺跡群は九博で常時何かが展示されているので見慣れている気もしますが、改めてみると凄いものです。4世紀ごろに作られたものなのに模様のしっかりした銅鏡とか、奉納された機織り機のミニチュアとか。機織り機は沖ノ島に奉納された経緯とか知りたくなります。

第3章 神社の風景

第3章には春日権現絵巻がやってきてました。この絵巻、目下修理中なので修理の終わったものが順に様々な展覧会に登場している感じですが、どの巻を見ても質量共に圧巻です。横長の紙を繋いでいく通常の絵巻と違い、縦長の紙を繋いでいるのでその分縦方向が長いのも圧巻な理由かと。列席する貴族の方の黒い束帯が綺麗でした。
それにしても、三の丸尚蔵館のものでも国宝指定すべきと思いますがそれは置いておきましょうか……。

第4章 祭りのにぎわい

ここでは、最初に出てくる屏風が目を引きます。前期に登場したのはサントリー美術館の「日吉山王祇園祭礼図屏風」。これは水(琵琶湖)の中まで神輿が入っていくのがポイント。そして後期は「豊国祭礼図屏風」。輪になって踊る群集が描かれているのが珍しいです。盆踊りの起源という感じですね。
それと、平安時代に作られたという神輿が目を引きます。そんなに今の神輿と異なる点があるわけではないですが、飾りが豪華、鳳凰が豪華。いやこれが1000年前とかすごいです。

第5章 伝世の名品

5章の伝世の名品は正直すごいものばかりなんだけど、章としてのまとまりはない感じ。須田八幡の銅鏡、石上神宮の七支刀、三島大社からは北条政子奉納の漆箱、狩野元信の描いた絵馬と、それぞれの品物は超一級品ばかりでした。日本史の教科書持参で見た方が良かったかも。

第6章 神々の姿

最後の6章は神像がこれでもかと大量に。どういうわけだか男性の神様の像は目つきがきつく感じる(仏像と比較するからか?)ので、自然と女神像にばかり目が行くわけですが……(笑)。ふくよかながらも芯の強そうな姫御子の像が多くて、北条政子さんってこんな感じだったのかと思ったりして(ゑ?)

あと、細見美術館の春日の鹿の像は、細見でみるよりも大きく立派に見えました。ちょっと細見美術館はライティングとか工夫した方が良いのかも……



ということで大神社展、本当にすごいものが多いので、是非疲れてないときにご覧ください(笑)。