月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

気がつけば、横浜巡検

週末になるたびに展覧会をはしごしている私ですが、どの美術館に行くのかは、結構その日のノリで決めているところがあります。今日もそんな日でして……。

元々の原因は、11月で完了するビックネームの展覧会はあらかた見てしまっているということで、12月が会期末の展覧会となると、今日行かなくても来週以降でもなんとかなるし……というようなことでした。こんなところにも直前にならないと仕事をしない性格が発揮されております(汗)。

まぁ、そんなことを思いながらも、とりあえずは12月1日が会期末の展覧会があるというだけの理由で横浜に向かいます。


ということで、まずはやってきました、神奈川県立歴史博物館。こちらでやっていたのが「こもんじょ ざんまい」というタイトルで、古文書てんこ盛り、というかひたすら古文書しか出てこない展覧会でした。さすが、鎌倉と小田原が存在する神奈川県らしく、出てくる文書は鎌倉〜戦国時代のものが中心でした。まぁ、展示の方は日頃は敬遠しがちな古文書を楽しんでもらおうと解説文が結構こだわってたなと。とはいえ、苦手な古文書なので展示室を出た途端に記憶がなくなるってね(をぃっ)。
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神奈川県立歴史博物館からは館内の街中を歩いて横浜ユーラシア文化館へ。ここでは遣唐使に関する展覧会をやってました。ここはユーラシア文化館なので、遣唐使も運んだであろうユーラシアの文物を中心とした展示で、所々に実際に遣唐使が運んだ正倉院宝物の写真があって。ついこの前に正倉院展を見たばかりなので、この宝物は見たぞと勝手に盛り上がっておりました(汗)。
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横浜ユーラシア文化館に来ると、次に向かうのは自動的に横浜開港資料館となるわけで、ということで、200mほど移動します。途中で横浜国際女子マラソンのランナーとすれ違ったり。
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県庁前の紅葉を愛でたりして。
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そんな訳で辿り着いた横浜開港資料館はローマ字のヘボン式で有名なヘボンさんについて。というか、ヘボン=ヘプバーンだったとは。それと、戦国時代もそうですが、欧米の文化を日本に伝えてくるのは、いつも宗教人というのも面白いなと。ヘボンさん、お医者さんにしてプロテスタントの宣教師だったんですね。
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横浜開港資料館から、今度は建物鑑賞をしながら関内駅へ。
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関内駅からは根岸線新杉田駅、そこから京急の杉田駅まで歩いて、金沢文庫駅へ。ということで、神奈川県立金沢文庫に向かいます。
金沢文庫では東大寺の展覧会でしたが、よくよく考えてみると、これは2012年に奈良国立博物館で開催した「頼朝と重源」の巡回(というには規模が違いすぎますが)でした。といっても、1年も経てば記憶は落ちているわけで、初めての展覧会のように見るとこが出来ました。この展覧会については独立して感想を書くつもり。


神奈川県立金沢文庫のあとは隣の称名寺に寄って。夕暮れ時の良い色です。
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その後は、今までに乗り降りしたことがないというだけの理由でシーサイドライン海の公園南口駅まで歩いて、金沢八景駅前の再開発工事を少し見物して、京急の快特で横浜駅に出てきます。


横浜駅ではそごうの中のロフトで買い物をしたりもしましたが、ここまで来たならと本日5カ所目になるそごう美術館へ。そごう美術館ではミュシャの展覧会をやってましたが、やっぱりミュシャも何度見ても好きですわ。これも、別に独立して感想をかけたらと思います。


というわけで、結局何も決めずに家を出た割には、気がつけば5箇所の美術館を巡回しているわけで……。もう少し、他の趣味にも時間を使ったほうが良いのではないかと自分でも思いますです……。