月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

日本橋、原宿、そして横浜

今日は気温が上がらない日で、東京大手町の最高気温が7.3℃という状況でした。美術館めぐりは基本的に天候は無関係ですが、こう寒いと極力建物の外には居たくない。というとこで、今日のテーマは、なるべく外に出ないでいける美術館をめぐろうと……(をぃ)。


そんな1ヶ所目は、三井記念美術館。JRの新日本橋駅、または地下鉄の三越前駅から地下が繋がっている美術館です。
三井記念での今回の展示は、「楽茶碗と新春の『雪松図』」。ということでメインは茶碗の数々ですが、茶道具は何度見ても美の壺が判らないので、結果として展示室4の近世絵画を中心に見ることになるわけですが……これが良かった。タイトルにもなっている国宝の雪松図屏風だけでなく、聚楽第図屏風や南蛮屏風など、見ていて楽しい屏風が多くて、時間をかけて見てしまいましたわ。タイミングがあれば、この部屋の作品について個別の感想を駄文に書きたいところです。


そして2ヶ所目は、原宿の太田記念美術館。こちらは千代田線の明治神宮前駅の5番出口からだと100m程しか離れてません。
ここでの展覧会は、「富士山の浮世絵」。なので、右を見ても左を見ても、どの浮世絵にも必ず富士山がどこかにあるってね。美人画の浮世絵が苦手*1なので、風景画の浮世絵は好んで見てしまいます。
今回は、普通に広重や北斎も出てきますが、小林清親が数枚出ていたのがとても良かった。あの写実的な絵は、一瞬、彩色写真と見間違うほどですね。

ちなみに、太田記念美術館は正月だからなのか、外国人の方でごった返してました。久しぶりに見たな、ここがこんなに混雑しているのを。


そして3ヶ所目は、明治神宮前から副都心線に乗ると30分で着いてしまう横浜駅から地下街を越えたところにある横浜そごう、その中のそごう美術館です。
ここでの展覧会は「籔内佐斗司展 やまとぢから」。籔内佐斗司さんは、せんとくんのキャラデザをした人、というのが最も手っ取り早い説明でしょうか。確かに会場にはせんとくんから角をとったような顔が大量展示でして、なるほど、この人にデザインを頼んだらこうなるわなぁと妙に納得でございました。
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というところで、今日の展覧会巡検は3箇所でおしまい。このあとは横浜だからと日常の用事を済ませて、毎度のとおりに横須賀総武快速線のグリーン車で帰ってきたわけでした。というか、この年末年始に何度グリーン車に乗ったんや……。

*1:というか、当時と今は美人の基準が違うので、美人に見えないじゃないですか、あれ