2月1日の土曜日ですが、今年はじめて関東地方を出て、名古屋と大阪に行ってきました。
当初の予定では、谷山浩子さんのコンサートが2月9日に名古屋であるので、そのタイミングで行こうかと思っていたのですが、どういうわけだか、TL上で徳川美術館と大阪市立美術館の展覧会の評判が高いのですよね。
徳川美術館も大阪市立美術館も、やっている展示は収蔵品を用いたもののはずですが、評判が高ければ行きたくなるわけです、が、徳川美術館の会期は2月2日まで……。
となれば、2週連続の名古屋になってしまうけど、2月1日の土曜日に名古屋と大阪を梯子しようということになった次第です。
で、最初に建てたプランは
東京0740→(新幹線のぞみ101 広島)→0922名古屋0931→(普通瑞浪)→0944大曽根……[徳川美術館] ……大曽根1115→(普通名古屋) →1128名古屋1137→(快速みえ７鳥羽)→1230津…… [三重県立美術館]……津1345→(特急大阪難波)→1502鶴橋1509→(大和路快速天王寺)→1515天王寺……[大阪市立美術館]……伊丹空港2020→(JAL138羽田空港) →2125羽田空港
という、どの美術館にも1時間程度しかいられない、何をしに行くのかよく分からないものだったのですが……。
ということで、予定通りの東京発7時40分発の新幹線に乗って名古屋に着きまして。
名古屋からは素直にJRで大曽根駅に向かえば良いものを、ちょうど良いタイミングで基幹バスがあるという情報があったので駅の外に出たところ、名古屋市内の観光スポットを巡回する「めーぐる」が目の前に停車していて、思わず乗車してしまって……。
結果として、徳川美術館に到着したのは当初予定よりも10分遅れになってしまいましたが、名古屋市内を観光バスに乗って町並みを見物できたので、まぁこれは良いかなと。
で、徳川美術館ですが、常設展示、蓬左文庫、企画展示とあるのを見るのに1時間で足りるわけが無く……、というか、企画展示を見る前に時間切れになってしまいまして、三重県美はこの時点で諦めました。
ま、最初から無謀な予定を立てるな、という話ではあります。
展示の方は、蓬左文庫の旅に関する展示が面白くて。名所絵のようなものが好きなこと再認識しました。それと、徳川美術館の企画展示の方は、楊洲周延が明治時代になってから江戸城での正月の様子を描いたものが展示されていて、参考になりました。というか、お召し替えの回数とか半端無くて、徳川家康としてはそこまで儀礼的にするつもりは無かっただろうなと思ったりする次第です。
徳川美術館を見た後は、今度こそ大曽根駅からJRに乗って名古屋駅に戻って、近鉄で大阪に向かいます。って、珍しく古い感じの近鉄特急さんでした……。
大阪市立美術館には15時過ぎに到着しまして。
で、順路にしたがって展示室に入ると……おお、仏像で立体曼陀羅やってました。ちゃんと四隅に四天王像があったりと結構本格的で、見応えありましたね。御本尊(違います)の阿弥陀如来は、ほっぺのところに金箔が残る、チャーミングな御方でした。
また２階の方には、エジプトのコプトの装飾と題して、5～7世紀のエジプトの建築装飾などが。今まで見たことないのですが、どこに隠していたのでしょうか……。
それはともかく、コプトは彫刻では、葉や鳥の感じがローマ帝国のモザイク画に通じるものがあるように思いました。また、端切れの方はブルガリアやルーマニアの衣装に通じるところがある気がして、こちらも元をたどるとローマ帝国に行き着くのではないかなと思う次第でした。
大阪市立美術館を出たのは16時過ぎで、ここからは伊丹空港を20時20分に出発する飛行機まで時間つぶし。
ちなみに飛行機にしたのは、特割だと空港までの交通費を足しても、新幹線より安くなる値段だったからという理由です。
まずは天王寺公園の温室に寄り道して……あまり花が無いです、ここ。
ちょっと空を眺めてみると、日本一のノッポビルが見えたり。ランドマークタワーのほうが高く見えるけどと、元横浜市民としては思いますです。
住吉大社に寄ってみて……
更についでなので難波のゲーマーズに寄ってたりしたら時間になってしまったので大急ぎで空港に向かって、伊丹空港に到着したのは飛行機の出発時刻の19分前という……。さすがに焦りましたわ。
と、こんな感じで今年初めての関東脱出でした。
時にはね、こんな日帰りでなくてゆっくりとした旅をしたいのですが、もうこれは性格なんでしょうかねぇ……
