月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

東京都写真美術館の3展覧会

これを書いているのは大型連休も終わった後だったりしますが、今日、4月24日はたまたま都内に出張に出ていた事もあって帰りがけに何処か美術館に寄って行こうかと。で、木曜となると東京都写真美術館が夜間開館日じゃないの、ということで、やって来ました恵比寿!

今日は、ちょうど3階で下岡蓮杖、2階で山岳写真、地下でキャパの展覧会でしたので、3つまとめて見たのでした。
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ということで、3つの展覧会の感想をまとめて行きます。


まず3階の下岡蓮杖。元々絵師だったのに、世の中を描くなら写真のほうが凄いと、写真家になってしまうという人ですので、写真家になる前の絵や、写真家を止めた後の絵なども展示されてました。都写美で日本画が展示されているのを見たのは初めてかも。

下岡蓮杖の絵は凄さは感じなかったものの、雰囲気は良かった。写真家を止めた後の絵のほうが好みかしら。写真家になったことは、絵のほうから見てもプラスだったようで。

写真は、何しろ明治初期なのでガラス盤から消えかかっているような状態でしたが、当時の風俗に目が行きますね


2階に下りて、「黒部と槍」という、昭和初期の山岳写真家2人の山の写真。冠松次郎の黒部の写真はモノクロ写真を見ているだけで足がすくむという…。やはり私はアルペンルートから見える範囲が限界です…。というか、どうやって行ったの?道を作ったの?(写真の感想になってない)

そういえば、関連する展示として、冠松次郎の使っていた(?)地形図がありまして。結局これが一番長い時間見ていたのかも……。いやだって、山の写真は足がすくんで長い時間立ってられませんので……。


最後に地下のロバート・キャパの展覧会。キャパの展覧会は横浜美術館でもあったし、東京富士美術館でまとめて見たこともあるし……と、何のことはない東京富士のコレクションでの展覧会でした。横美での展覧会でゲルダ・タローのほうが好みだったので、正直物足りなく感じたり(贅沢)



ということで、3つの中では下岡蓮杖が一番面白かった気がします。やっぱり、知らなかったとこを知るのって、楽しいですわね。