月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

2014年展覧会ベスト10

えっと、毎年恒例展覧会ベスト10でございます。

今年はねぇ、やっていた仕事がなんか社内のなにかに振り回される事が多くて、そのたびに旅程が崩れたり展覧会をパスしたりとで、例年よりも展覧会を見た数は少なめです。正直、メジャーな展覧会しか見てないという気するので、ベスト10といってもメジャーどころばかりです。
といいますか、仕事とかを気に留めたまま展覧会を見てもダメですね。展覧会中にふと思い出して、そこから先は全く展覧会を見てないとかそういうことも多かったですし。

ということでこのベスト10は、あくまで私の展覧会を見た時の状態を含めてベストだったということになりまして、内容は良さそうなのに、精神的に今回はパス、なんてことで選外になっているのもあるんじゃないかなーと。


ま、いろいろ言い訳していても始まりませんので、とりあえず発表してみましょう。
(参考)2013年2012年2011年2010年2009年2008年


  1. NIPPONパノラマ大紀行 吉田初三郎の描いた大正・昭和(名古屋市博物館)
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    トップからして感想が書けてないという……(汗)。
    大正、昭和初期に作られた、観光案内の地図で、線路が一直線なのが特徴的な鳥瞰図を見たことがあるかと思いますが、その絵地図を大量に集めた展覧会でした。全国を歩きまわっているので、地図に登場する地名に心当たりのあるものが多くて、見るのにものすごく時間のかかった展覧会でした。

  2. 橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで-時を越える輝き(国立西洋美術館)[感想]
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    夏の西美であった展覧会。指輪は自分でつけることは無いですが、見るのは良いですね。指輪の輝きを求めて、ひとつの指輪をいろいろな方向から見ていくので、400個の展示を見るのにこれまた時間がかかった覚えが。

  3. 医は仁術(国立科学博物館)
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    江戸時代の医学についての展示でした。当時の解剖図などもあったりでしたが、この分野をまとめて見ることって余り無いので、興味深かったです。
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  4. 菱田春草展(東京国立近代美術館)
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    菱田春草の回顧展ですが、どうしても感想が猫かわいい、というのと、横山大観は絵が上手くないなぁといういつもの感想に行くわけです……

  5. 日本国宝展(東京国立博物館)
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    国宝ばかりを100点ばかし集めてみましたという展覧会。集めただけで済まさずに、「祈り」というテーマを持ってきたことで、展覧会全体に流れのようなものがあッタが良かったです。それにしても、建造物の国宝からも出展とか、頑張りました皆さん。

  6. 夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ(兵庫県立美術館Bunkamura ザ・ミュージアム)
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    ある個人が収集したヨーロッパ近代絵画を一同に、という展覧会。その方の好みで選んでいるので、特定の画家の作品が数多く展示されていました。で、この展示を見て、初めてユトリロの見方がわかった気が。この人、直線と遠近法に注目すると、面白く見るとこが出来ますね。

  7. こども展 名画にみるこどもと画家の絆(森アーツセンターギャラリー、大阪市立美術館)
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    子供を描いたヨーロッパ近代絵画を沢山見ることのできた展覧会。どの娘も可愛いのですが、ベルト・モリゾの娘さん、可愛いですなぁ。あと、ルノの男の娘、かわゆすなぁ(マテ)

  8. 宗像大社国宝展-神の島・沖ノ島と大社の神宝(出光美術館)[感想]
    宗像大社といえば、沖ノ島祭祀遺跡ですよ。ということで、沖ノ島祭祀遺跡から銅鏡などがたんまりと。普段常設展示されている九州国立博物館でもこんなに大量に見たことはないですよ。これも出光さんと宗像さんの関係の良さのなすもの何でしょうねぇ

  9. 東京・ソウル・台北長春-官展にみる-それぞれの近代美術(府中市美術館)[感想]
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    日本帝国の支配下で開かれた官展を振り返ることで、日本からアジアへの影響と、アジアから日本への影響を見ていこうという展覧会でしたが、図録の解説も日本語、韓国語、中国語の3ヶ国語を載せるなど、頑張っていたのが印象的でした。

  10. 恋する美人画-女性像に秘められた世界とは(京都市美術館)
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    京都市美の所蔵品展ですが、美人画に焦点を当てての展示でした。いや、好物だらけで良かったですわ。


いや、やっぱり大手の展示ばかりが選ばれるベスト10になっちゃいましたね……

おまけの追記

毎月恒例の、今月見た展覧会の12月編を、ここに載せておきますです。