月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

小林清親@練馬区美術館

練馬区美術館で開かれている、小林清親展を見てきました。
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今年は小林清親の没後100年ということで様々な展覧会で小林清親が取り上げられてますが*1、オンリーの展覧会はこの練馬区美のものが唯一のように思えます。


その小林清親と言うと「光線画」という光と影を生かした木版画が最初に思い浮かびますが、実際に光線画を描いていた期間はそれほど長くなく、後半生は風刺画や戦争画を書いていたそうです。

そんなことも踏まえて、展覧会の方は大きく「光線画」「風刺画・戦争画」「肉筆画・スケッチ」と章が別れていて、更に「光線画」は「橋」「街」「夜」「水」「空」「名所」「火事」「動植物」と描いた対象に基く細目に分かれていました。まぁ、光線画が中心であることには間違いが有りません。


全体を通してみると、小林清親と言うと夜に人工の光線というイメージが有りましたが、結構昼間を描いた作品も多いのだなぁと感じます。とはいえ、やはり印象深いのは夜の作品だったりします。

例えば、「今戸橋茶亭の月夜」は、月明かりと川面に揺れる家の明かりや人の影が風情があって、おおこれぞ光線がだぁと絵の前で盛り上がってしまったり。
また、「日本橋夜」は、ガス灯が実はあまり明るくないのが良く表現できてるなぁとか。

また動植物では、「猫と提灯」の猫の毛並みが素晴らしかったり、「鶏にトンボ」が油彩画の色を版画で再現しているのにすごさを感じたりしておりました。


などと言いつつ、好みかどうかといえば、川瀬巴水に比べるとそれほどでも……となってしまうのですが……(比較するもんでないとは判っていても、思っちゃったものはしょうがない)。


おまけ:練馬区美術館の正面にある空間が、突如として動物園になってました……。
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どうしたんだ、一体。

*1:先日駄文に感想を書いた、芸大美術館の「ダブルインパクト展」でも取り上げれられていました