月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

東近美、90分間一周ツアー

大型連休もあと2日となった5月5日ですが、前日に名古屋から東海道線をほぼ鈍行で帰ってくるなどと言う酔狂なことをしたのもあって、動き出したのは15時近くになってから。こんな時間になると美術館に行くと言っても1箇所がやっとになってしまう訳で。
そんな制約で行き先に選んだのは竹橋の東京国立近代美術館。ここでは今ちょうど、特別展で片岡珠子展、特集展示で大阪万博のデザインをやってまして、期待しているのは後者になります。
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とは言っても、特別展をやっている建物まで来て特別展を見ずに帰るというのも妙な話ですので、チケット買って特別展のフロアにも入ってみましたが……。やっぱり片岡珠子は苦手だなぁという思いは変わらずじまい。あれです、私って繊細な筆裁きとか細かなタッチとかに心惹かれる方ですので、荒々しい描き方の作品だとどうしても心が入って行かなくって……。
だけど、素描を見るとデッサンは的確なんですよね。そこからどうやると、あの荒々しいデフォルメされた絵になっていくのか、不思議なもんではあります。


そして引き続き、口直しとばかりにコレクション展へ。
コレクション展はここ1年ほどは「何かが起こってる」シリーズで、戦争や社会不安の雰囲気と、それによる絵画への影響を見ることが多かったですが、今回は久しぶりに統一テーマなしでした。そのせいか全体的に私好みで。何かが起こってない展示も良いもんだなぁと思ったりして。

そういえば、川合玉堂の「行く春」があったのは嬉しかったなぁ。いかにも春らしい作品ですが、春に必ず見られるわけではないですからね。
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そしてコレクション展示の最後、2階にあるのが特集展示「大阪万博1970デザインプロジェクト」。以前にも東京オリンピックのデザインについて同じような特集展示をしていましたが、その第二段とでもいうものです。
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正直、ポスターやチケット類などは東京オリンピックの方が面白かった気がしますが、大阪万博の見所はやはりパビリオン。どれもこれも奇抜なデザインでねぇ。これは後に残らない(ずっと使い続けるものではない)からこその奇抜さなんでしょうね。もらった作品リストにパビリオンの図面が沢山(全部?)載っていて、これは永久保存版ですわ。


とまぁ、ここまで見たところで時間切れ。結局東近美には90分弱しか居なかったような……。やはり初動が遅いと、展示の見方自体が荒くていけませんなぁ。