月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

金色の屏風@林原美術館

今年の大型連休は「5連休2連勤5連休2連勤2連休」という勤務体系だったこともあって、例年以上に色々なところに行った気がします。ですので、まだ駄文に書いてないネタも多くありますので、暫くはそんな大型連休中のネタを出していきます。

まずは、4月25日、高松でのコンサートの前に寄った、岡山の林原美術館です。
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今回やっていたのは「金色の屏風」というタイトルの展覧会で、要するに金箔を貼った屏風のコレクション展です。
そんなに広くはない林原美術館で、しかも場所をとる屏風の展示ですので展示総数は15点ほど。ですが、気に入った作品が多かったので、殆どの作品で感想をメモしているような状態になってしまいました。
そのメモの内容を紹介しておきます。


展示は、「合戦絵の屏風」「物語絵の屏風」「花鳥画の屏風」と3部構成になってました。
まずは「合戦絵の屏風」から。

秦漢物語図解風
三国志の場面を描いた屏風とのことです。三国志をネタにした屏風というのも珍しいですが、三国志の困った点は絵を見ても場面が判らないことで……(いい加減、三国志も読まないとなぁ)
奥州後三年記絵巻
原本が東博になる絵巻の、18世紀に作られた模本です。江戸時代のものであることもあって、発色がとても鮮やかでした。
曽我物語図解風
曽我の仇討ちを描いた屏風。この仇討って頼朝の目の前でやったのか、なんてことを今更知るわけで……


続いては「物語絵の屏風」。ある意味私の大好物ですので、俄然テンションが上ります。

源氏物語図解風 宗貞筆
描かれている場面を見ると、何となく季節の順になっているようです。野分に他の場面の2つ分の土地を割り当てているのは、何となく珍しい気がします。
柳橋水車図屏風
長谷川派御用達な、毎度おなじみの題材です。宇治橋が画面を覆い尽くすのを見るとテンション上がりますね。
源氏物語図屏風 狩野養信筆
紅葉賀で青海波を踊る光源氏に頭中将。おふたりとも若々しいです。19世紀に絵が書かれた作品らしく、松の葉や紅葉のグラデーションが良いです。
歌かるた
源氏54帖から1首ずつ選んで百人一首のようにカルタにしたもの。これ、百人一首とは違って各帖から何の歌が選ばれているか判りませんので、難易度は百人一首よりも上と思います。
東下り芥子図解風
伊勢物語の東下りを描いたもの。なるほど、茶色い雷鳥っぽい鳥が都鳥なのか
綾杉地獅子牡丹蒔絵婚礼調度の内 合貝
貝合わせの貝ですが、描かれているのは源氏物語伊勢物語の場面というものです。貝合せは楽しそうなので一度やってみたいんですよね。


最後に「花鳥画の屏風」です。

桐鳳凰図屏風
鳥の目が人っぽい感じに描かれているので狩野派っぽいなぁと思ってみていましたが、解説によると伝孝信だとか。
花鳥図解風
松村景文の作品。鳥をきちんと描き分けているのが四条派らしいです。


うーん、こうやって感想を並べると淡々とした記述に見えますが、「物語絵の屏風」のところでは相当舞い上がってましたね、私。やはり源氏物語は読んで良し、絵にして良しなので、屏風で見るのも好きなんですよ……。林原美術館はまだ他にも屏風をお持ちだと思いますので、またこんな企画をやって欲しいですわ。


おまけ:岡山では電車もネコミミなんです!
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