月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

2017/05/03 関西美術館10ヶ所訪問記(2)大阪市美、奈良博、大和文華館、阪急うめだ

5月3日、水曜日というか大型連休後半5連休の初日ですね。
前日に新大阪のホテルに泊まっていましたので、そこから関西展覧会ツアーの中日に向かいます。


今日の1か所目は天王寺大阪市立美術館。ここで「木×仏像」展を見ます。

「木×仏像」展は、飛鳥時代から江戸時代までの仏像彫刻を振り返る内容。最初の方に何時もは東博にいらっしゃる可愛らしい飛鳥仏さんや、普段は東大寺にいらっしゃる試みの大仏さんがいたりして、いやがうえにもテンションが上がります。

そういえば試みの大仏は見るたびに、丸顔で猫背で細目なこんな感じの人をどこかで見たことがあるなぁと思っていたのですが、思い出しました。千昌夫の物まねをするコロッケだわ(をぃ)。

それはともかく、関西らしく付近のお寺さんから良いものを借りられて、見ごたえのある展覧会でした。


と、そんなわけで大阪市立美術館も見終わりましたので、次行ってみましょう。って、今日もいい天気ですなぁ

次の目的地の奈良へは、JRで向かいます。おや、絶滅間近の201系じゃないですか。

天王寺から奈良の美術館に行くなら、鶴橋から近鉄電車の方が便利なのですが、近鉄は帰りに乗るだろうというのと、何しろ大和川の渓谷が好きなのですよ。

そして奈良駅に到着です。王子から先は寝てましたね……。

奈良駅舎は、中にスタバとかできてますが、天井なら撮影可能です。

柱のない大空間が良いですわ。


で、奈良国立博物館に到着、したら、ん?奈良博へ


鹿さんが新館前の池で遊んでますがな。
大胆な鹿もいますなぁ。


と、鹿に呆れながら快慶展を見ましょう。

快慶展、と言う名前の通り、快慶の仏像を集めた展覧会で、行けども行けども快慶の仏像が……正直、途中でどれも同じに見えて飽きておりました(汗)。
ま、奈良博の前に大阪市美を見ていたので、ちょっと疲れが出てしまっただけとも思いますが。

そんな中でも一番最初にあった、醍醐寺弥勒菩薩坐像、これは良かったですね。
整った綺麗さというのでしょうか。たっぷりとゆったりとした感じの衣も良いです。
しかしこの作品も後白河が関係しているとは……後白河恐るべしだわ。


で、快慶展を見終わって奈良国立博物館から出ようとしたところ、新館1階から庭園に出る口が開いていまして。
なんと庭園公開をしていましたよ。もう、最初から言ってくれればカメラを持ってきたのに。

そんなこと言ってもスマホで撮影するんですけどね(汗)




桜はもう終わってましたが、それでも何か見つけて撮る月猫さんでありました。


快慶展の後は、近鉄に乗って大和文華館に向かいます。

大和文華館では、「松浦屏風と江戸絵画」というタイトルで、江戸時代の絵画をたっぷりと。
これが実に好みの展示で、江戸絵画も名所絵、物語絵、洋風画など多岐にわたっていて楽しめましたわ。

(展示されていた作品の感想はこちら)
lunacat.yugiri.org


これで3か所の展覧会を巡りましたし、もう16時過ぎですから、ここから鉄道を楽しもうと思います。
まずはバスで北生駒駅に移動して近鉄けいはんな線に乗ってみて

河内永和駅近鉄からJRおおさか東線に乗り換えてみて


夕陽が絡むと、色が変わって写真は面白いやね。

で、大阪駅に到着しました。

そして、うめだの阪急に向かったのですが……何故か恐竜がお出迎え?

目的は恐竜じゃなくて、岩合さん。「ふるさとのねこ」展なのですよ。

岩合さんの猫写真展は何種類かありますが、「ふるさとのねこ」を見るのはたぶん3度目。しかし何度見ても可愛いという感想しか出てこないので、回数は問題ではないのです。
しかし「ふるさとのねこ」は、写真に添えられた1行が宮崎あおいさんの声で再生されますな……。


と、これでこの日の予定はすべて完了。この後は神戸に移動してホテルに入ったのでした。