月猫ツーリスト

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

浮世絵動物園@太田記念美術館

原宿の太田記念美術館で、浮世絵に描かれた動物をテーマにした展覧会をやっていたので見てきたのでした。
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ちなみに、この駄文を書いているのは6月になってからなので既に終わってしまった展覧会ですが、楽しかった展覧会なので感想を上げますよ。

展示は4つの章に分かれていたのですが、とりあえず、章ごとに作品を紹介してみましょうか。

まず1章目は「動物百変化」。ここは要するに動物が化けていたり擬人化されていたりというコーナー。動きのある動物が登場します。

歌川広重「東都飛鳥山の図 王子道狐のよめ入」
狐の嫁入り、なぜか狐さんは着ているものとか見るとメスばかりのようです。でも、長持とか駕籠とかも持って、力仕事をしてるのね。
歌川広重「青物魚軍勢大合戦之図」
野菜VS魚&タコ。なんだこれw
歌川芳藤「兎の相撲」
明治初期のウサギブームがあった頃に描かれたもの。確かにウサギさんは強そうなのですが(何しろ力士だ)、かわいくないなぁ(何しろ力士だ)。一番かわいいのは行司かも?
歌川広重「獅子の児落し」
描かれている獅子は唐獅子。子の必至そうな様子と、そうは言っても見守る母獅子。
歌川国芳「五十三駅 岡崎」
岡崎名物ダンシングねこっ。いつもながら、この尻尾が二又な踊り猫さんは可愛いわ。

第2章は「暮らしのなかの動物」。町や生活の中に溶け込んだ動物の姿が描かれた作品が集まります。

歌川広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」
2階の窓から外を眺めている白猫さん。この子、背中しか見えないのにむっちゃくちゃかわいいのよね。
葛飾北斎「狆」
毛の長い、毬で遊んでる、えーとえーと……(可愛くは、ないと、思うのよ)
歌川広重「江戸名所之内 芝神明社内之図」
境内にニワトリが5羽いますね。今も昔も、神社やお寺には鳩や鶏が良く似合う。


第3章は「祈りと動物」。吉祥に関わる動物の絵が出てきます

歌川広重「名所江戸百景 深川万年橋」
亀を吊ってるやつ。首伸ばして、足伸ばして。亀さん苦しくないのかしら?。亀は遠近のせいだけで富士より高い位置に吊っているように見えます。
月岡芳年「東海道名所之内 由比ヶ浜」
由比ガ浜を多数の鶴が飛び回っていて、ロート製薬のCMのような(古い)。これも富士より高く飛んでいたり、鶴にも大小があって遠近感が出ていますね。

最後に「江戸流アニマルファッション」。要するに、お着物の柄として描かれた動物を見ていこうというもの。
ツルだったりコウモリだったりなんてのがありますが、それにしても。どうして男は龍を彫ろうとするのでしょうね。


やはり動物は良いですなぁ。すっかり楽しく見てしまいましたわ。
問題があるとすれば、見終わった後に本物の動物を見に動物園に行きたくなることでしょうか……(ゑ?)