さて,一昨日の日曜日,関西地区の美術館めぐりをしたわけですが,結局行けたのはこの5箇所.
府県 | 会場 | 企画展名 | 開催期間 | 交通 | 開館時間 |
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大阪 | 大阪市立美術館 | 聖徳太子ゆかりの名宝 | -06/08 | 天王寺駅徒歩10分 | 0930-1700 |
奈良 | 奈良国立博物館 | 天馬 | -06/01 | 近鉄奈良駅徒歩15分 | 0930-1700 |
京都 | 京都文化博物館 | 源氏物語千年紀展 | -06/08 | 烏丸御池駅徒歩3分 | 1000-1800 |
京都 | 細見美術館 | 江戸時代の夢と光 ―若冲・北斎とともに― | -06/01 | 東山駅徒歩7分 | 1000-1800 |
京都 | 美術館「えき」KYOTO | アンカー展 | -06/22 | 京都駅前 | 1000-2000 |
その気になれば,1日でこれだけ回れるのですね(^^;;).
以下,簡単にそれぞれの感想をば
大阪市立美術館「聖徳太子ゆかりの名宝」
大阪市立美術館,ここは天王寺公園の中にあるのですが,天王寺公園は有料の上,9時29分にならないと券売機の電源を入れないし,9時30分にならないと門が開かない(笑).素敵なまでに時間厳守で,肝心の美術館は9時30分開館といわれても33分にならないと到着できないというのは如何なもんかと…….
企画展は河内三太子のものが中心で飛鳥時代のものは無く,読みを誤ったなと(^^;;).ま,でも,河内三太子は不勉強な部分も多かったので,勉強になりました.しかし企画展よりも通常展.山口コレクションという中国の石仏コレクションが,照明や展示方法も含めて仏像フェチにはたまりません(爆).同じような嗜好の方は,一度見に行かれても良いかもしれません.
奈良国立博物館「天馬」
シルクロードを中心に,ギリシャローマから日本までの馬の展示.その系列に連なって「ターフの中の天馬」ディープインパクト(の模型)まで展示されているという(笑).馬は絵にしても彫刻にしても映えますね.奈良博の友の会に入ったので,図録が1割引の1350円,お買い得です(^^;;).
京都文化博物館「源氏物語千年紀展」
今回,唯一入り口に行列が出来ていた展覧会(笑).女性比率が高いのと,年齢層が高いのが特徴でしょうか(爆).会場に貼ってあった系図を見ながら,光源氏と藤壺中宮から冷泉帝に点線が伸びているのを見て,何の意味か判らないと言っている年齢層の高い女性がいたのには,ちょっと殺意を覚えましたが(をぃをぃ).
展示物は江戸時代に盛んに描かれた源氏物語屏風が沢山.その場面がどの場面か,一応簡単な説明はついていますが,やはり源氏物語に関する知識を総動員して場面を想像しながら屏風を見るのが良いかと思います……,なんてことをするには人が多すぎるので,素直に図録を買って自宅でやることにしました(^^;;).
美術館 えき KYOTO「アンカー展」
昨年,渋谷のbunkamuraでやっていたときは優先順位を落としていて見なかった展覧会ですが,やはりパンフレットを見ていると気になってしまうので行ってみました.フェルメール的な柔らかな光の中にいる少女というのは非常に好みであります.つか,萌えであります(爆).
こうみると,各美術館,何かしら当たりの展示があって,かなり効用は高かったように思えます.ま,とりあえずこれで,6月中に会期末となる展示はなくなりましたので,今後の戦略をゆっくり立てようかと思います.