月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

リニア新幹線の駅構内は1km

 概要ではこのほか、駅構内の長さは約1キロを想定。2本を建設するホームの幅は東海道新幹線規定に沿い5〜8メートルとした。通過する電車もあるため構内には4本の線路を敷き、転落を防ぐ観点から、線路とホームの間をガラス板などで遮断する「ホールホーム構造」を想定した。

構内長さ1キロ、線路4本 リニア中間駅の基本構造が判明-中日新聞2009/06/12

1kmかぁ,でかい施設だなぁ……と思いながら読んだのですが,よくよく考えると,1kmは本当に大きいのか?.ちょっと計算してみます.


まず,リニア新幹線の全長は今の新幹線と同じ400mとしましょう.リニア新幹線は今の新幹線よりも車両断面が小さいので,輸送力確保のためにはある程度の全長が必要です.
となると,導入部で600mあればよいわけです.導入部は進入側と進行側,2つあるので,双方で300mずつ.300mで8mの隙間を空けるとなると,1mの隙間を空けるのに37.5m必要となるわけで…….


というと,38番の分岐機が必要……,って,なんか作ったような数字じゃのぉ(^^;;).38番の分岐機といえば,上越新幹線長野新幹線が分岐する箇所にある日本最大の分岐機と一緒.となると,分岐側の通過速度は160km/hだったはず…….




ん?,構内が1kmじゃ足りない気がしてきたぞ(笑).この計算だと,本線上で500km/hから160km/hまで減速した後に分岐線に入らないといけないことになるので…….