月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

若冲ワンダーランドに行ってきました

日曜日ですが,滋賀県のMIHO MUSEUMまで若冲を見に行ってきました.MIHO MUSEUMというのは桃源郷をイメージしたということになっていて,まぁぶっちゃけ山の中.JR東海道(琵琶湖)線の石山駅からバスで50分,しかも途中にはすれ違いがやっとの道も走ると,まあそんなところです.そんなところでも伊藤若冲と聞くと行ってしまうのが悲しい性.バスが満杯で次のバスまで40分待たされても,めげずに行くわけです.



さて,今回の一番の目玉は上の写真にも写っている象さん,「象と鯨図屏風」.昨年,富山の方で見つかった屏風が初公開.それだけでも見に行く価値があります.ちなみに,一番の見所は象さんの目.ちょっと浮気性に見える目です.その前の日に動植綵絵を見ているのもあって,鳳凰の目に似ているかなと思ったのですが,図録で見るとそんなに似ているわけではありません.


ところで今回の展覧会,3つほど問題点があって,1つめは先ほど書いたとおり遠いこと,まぁこれは何とかなります.
2つめが展示替えが多すぎること.図録を見ると127点の作品が出品されるのですが,そのうち全期間展示されているのは版画数点と絵画3点だけ.最短のものになると13日間しか展示されない.ということで,行く日によって当たり外れがあるようです.図録を見ると,私だったら12月1〜13日に行くのが幸せになりそうです.
そして3点目が,照明が暗すぎること.これが良くない.例えば「石峰寺図」は府中市美術館で見たときは腰を抜かしたのですが,今回はそもそも細部が見えません…….で,図録で見ると,やっぱり腰を抜かしそうになります(^^;;).ま,あの絵は個人的に副題「ウォーリーを探せ」なので……(笑).


ということで,信楽の山の中まで見に行くのも良いですが,東京国立博物館にも何故か置いてある図録で堪能するのが正解かもしれません…….なお,図録はMIHO MUSEUMで買う方が150円安いです.150円くらい交通費で逆転してしまいますが(爆).
ところで,今気づいたのですが,図録にISBNのコードが付いてますね…….つまりそのうち市販されるってこと?????(^^;;).