月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

日蓮と法華の名宝展

私は父型が真言,母型が法華ですが,混ざった上に核家族化した我が家では無宗教というか特定の宗派に属さないというか……,というわけで日蓮も法華も興味がないのですが,いってみたわけです.


行ったのは10月11日.MIHO MUSEUMに行った後,谷山浩子さんのトークライブの始まるまでの間にどこかに行こうとして,最初は細見美術館に行こうと思っていたものの,地下鉄東西線の中で吊り広告を見ているうちに,そういえば本阿弥光悦の「阿弥」は「(南無)阿弥陀仏」の略,つまり法華だよなぁ,もしかしたら本阿弥光悦のものが見られるかもしれない,そもそも京都国立博物館の特別展なら奈良国立博物館友の会の会員証を見せれば無料だし……,な〜んて考えのもと,急遽予備知識なしで行ってしまったわけですわ.


おお,空が高いぞ.


んで肝心の展覧会の方ですが,もちろん日蓮が書いた立正安国論というのも目玉ですが,後半がすごかった.本阿弥光悦だけじゃなく俵屋宗達尾形光琳酒井抱一狩野山楽も登場して,安土桃山文化展のような状態でした.

舟橋蒔絵硯箱:本阿弥光悦の代表作.今年は東博で展示しないと思っていたら,この展覧会で出すために今までしまっていたようですね.
牛図:俵屋宗達さんの作品.徹底的にたらし込んでいる牛が,何とも良い感じに見えます.


ということで,事前情報なしで行った割には,結構楽しめましたです,はい.