国立新美術館で開かれている「The ハプスブルク」に行ってきました……3週間前のことですが(^^;;).
この展覧会はウィーンとブダペストの美術館からオーストリアハプスブルク家が集めた美術品を持ってきたもので,展示される作品はハプスブルク家の統治したイタリア,ドイツ,スペイン,オランダに及ぶ……って,まとめないで4回に分けて展示しなさいよと言いたくなる構成です.
あぁ,そういえば,実際にウィーン美術史美術館のオランダ絵画で展覧会をやったことがありましたね,2004年に.そのときはフェルメールの絵画芸術にくらくらした覚えがあります.
というわけで,気になった作品を書いてみます.
まずは,イタリア美術から
- ロレンツォ・ロット「聖母子と聖カタリナ、聖トマス」
- 以前に見たことがある気もするのですが思い出せません.それはともかく,マリアとその背後の天使が綺麗だなと
- ヴェロネーゼ「ホロフェルネスの首を持つユディット」
- 首を持っているお姉さん,すごく楽しそう…….
- ベルナルド・ストロッツィ「受胎告知」
- 受胎告知と言えば百合ですが,その百合が写実的で綺麗です(って,マリア様はどうした?)
そしてドイツ絵画
- ルーカス・クラナッハ「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」
- ある意味今回の目玉.私にとってはマリア・テレジアやマルガリータ王女よりもこっちの方が重要なのよ.サロメの表情がいたずら好きの女性といった感じで,いやもぉ素晴らしいです.それにしても,サロメが好きだよねぇ,私…….
続いてオランダ絵画
- メルヒオール・ドンデクテール「水鳥」
- ペリカン,でかいっ
最後に,スペイン絵画です
- エル・グレコ「受胎告知」
- 大原美術館のやつの方が私は好みです.あれを手に入れることが出来たというのは日本の誇りです(何てことは今回の展覧会には関係ないが)
- パルトロメ・エステバン・ムリーリョ「悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル」
- 女性的なミカエル様がかっこいいです…….川原教授の笑う大天使を一寸思い出したりしたりして
それにしても,気に入った作品の中に2つも首を持った女性の作品があるのは如何なものかと…….