月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

世界遺産金閣・銀閣寺宝展@承天閣美術館

既に10日前のことになりますか,先月24日の日曜日に京都の相国寺の中にある承天閣美術館に行ってきました.今回は「世界遺産 金閣・銀閣寺宝展」ということで,相国寺,金閣,銀閣でお持ちの掛け軸だとか茶碗だとかを沢山持ってきたという展覧会です.なお「京の冬の旅」に関係して入場料が600 円と,お買い得になっております.

まずは第一展示室.動植綵絵が里帰りした際にはこの部屋に動植綵絵30幅に釈迦三尊の計33幅が掛けられていたのですが……,今回入ってみて,あれ?,こんなに狭かったっけ?,というのが正直な感想.どうも皇室の名宝展の影響で,動植綵絵を展示するには東京国立博物館の広さが必要だと勝手に勘違いしているようです(^^;;).
さて,気を取り直して再度,第一展示室.壁面の1/3は伊藤若冲さんの作品です.動植綵絵の片割れの仏画が3枚ともあります.それに鶏の屏風.あの筆でさらっと描いたような丸い線が素敵です.

そして,第二展示室.こちらにも常設展示ですが伊藤若冲さんが描いた金閣の障壁画があります.葡萄図が素敵です.
なお,第二展示室の展示は室町期の絵画とか,徳川家康の黒印状とか,そういうもんが中心です.

という感じで,一寸した若冲展状態のこの展覧会.3月22日までやっていますので,お勧めです,はい.