さて,昨日は第4章まで感想を書きましたので,今日は第5章から.
第5章 信仰のあかし−本法寺と等伯−
- 48.仏涅槃図(重文)
- 幅6m,高さ10mは伊達ではない.薬師寺の日光・月光菩薩が問題なく入った空間に……下の方が床に着いています(笑).その巨大さ故に,絵を見た瞬間に声を上げる人が多いのも,このコーナーの特徴です.
ここでの見所は絵の下のほうの動物たち,だと思うのですが,床に着いているので見にくいのが辛いところです…….京博の中央室では,床に着いてない状態で見ることが出来るのでしょうか?
第6章 墨の魔術師−水墨画への傾倒−
さて,ここからはモノトーンの世界,水墨画です.なんだけど,モノトーンのはずなのに色彩豊かに見えるのは何故なんだろう?
- 55.瀟湘八景図屏風
- 建物とか岩の様子が細かく描かれている水墨画.与謝蕪村や池大雅の先輩かと思うような画風です.全く,長谷川等伯という人は江戸絵画の全ての祖なんでしょうか…….
- 71.古木猿猴図(重文)
- 丸い猿,可愛いよぉ.親の背中に乗っかっている小猿がgood.
- 72.竹虎図屏風
- 出光にこんな屏風があったのか.それにしても,寅といわれても猫にしか見えない…….にゃ〜って声が聞こえてくる〜.
- 74.松に鴉・柳に白鷺図屏風
- これまた出光美術館.巣の中にいる子供のカラスが可愛いの.
- 75.烏鷺図屏風(重文)
- 色んなポーズの鷺さん,楽しそうに飛んでいるのが良い感じ
なんか,水墨画の感想ではなく,動物画の感想しか書いてませんが…….等伯は動物を書くのがうまい画家だったのですっっ(それだけじゃないだろ)
第7章 松林図の世界
国宝,松林図屏風を含めた3作品だけを,章を分けて展示してあります.ここは当然この作品.
- 76.松林図屏風(国宝)
- なるほど,霧の中の松を描いた絵だったのですね.確かに日本的な幽玄の絵.そういわれてみると,引き込まれるような魅力があります
ということで,やぁっと感想が書き終わりました.2日間にわたって,全78作品中15作品,約1/3の作品について感想というかコメントを書いたのは……,今までの中で一番多いんじゃないかしら?.誰だ,見る前に良く判らないといっていたのは?,結構楽しんでいるじゃない(笑).