3連休の中日の今日は1日中休みということにしておりましたので遠出をしても良かったのですが,今後の予定を考えると、展覧会に今日行かないと辛くなりそうだ,ということで,散歩の出来そうなところに行ってみようと.
最初に行ったのは板橋区立美術館.都営三田線の西高島平駅から10分くらい歩いたところということで,普段乗ることの無い三田線の奥の方に乗ることも出来ます.
板橋区立美術館の近くにある公園.ちょうど梅が咲いていました.
んで板橋区立美術館では「浮世絵の死角」という展覧会.タイトルだけで惹かれますが,なんでもボローニャの人がコレクションしていた浮世絵の里帰り展と言うことらしいです.展示される浮世絵の数は約200点と結構大規模です.
なんだけど,私は人物しか描かれていない浮世絵が余り得意ではなく……,しかし展示されている作品のほとんどは人物画でして,一寸余りときめかない.面白かったのは,大正時代の浮世絵のあたり.以前江戸東京博物館でみた,よみがえる浮世絵展を思い出しておりましたが,青の深さが対象自体の版画の特徴のように思えます.
板橋区美術館の後は,新宿にいた人を半ば強引に呼び出して竹橋の東京国立近代美術館へ.竹橋での小野竹喬展です.この展覧会,行くことにしたのはパンフレットに載っていた絵の色彩に感動したから.なので,初期の緻密な風景画も,後期のおおざっぱな彩色の風景画も,どちらも私の好みです.しかも岡山県人ということで,絵がゆったりとした感じなのは岡山県人の気質なのかも,何てことも重いながらの展覧でした.後期になったら,もう一度見に行こうかと思います.
ということで,結局2ヶ所しかいけませんでした.ちょっと西高島平駅が遠かったのが敗因でしょうか…….