今日は昼過ぎからのこのこと、府中市美術館に行ってきました。ここでは歌川国芳の浮世絵をたんまりと展示した展覧会をやってまして、それを見に行ったわけです。
今回の展覧会、国芳の作品が225点も出てくる大がかりなもの、ですが府中市美術館の容量には限りがあるのと、退色が気になる浮世絵の木版画をそんなに長時間展示することは出来ない、ということで、前半と後半でほぼ総入れ替え、となってます。
しかも、今回の展示物が全て個人蔵で、行ってみれば掘り出し物、ということもあって事前評判が高い。要するに混雑する要件が揃ってます。まぁ、私も事前情報に踊らせれて、行ってみようと思ったので、混雑に拍車を掛けた方と言うことになりますか……。
さて展示の方は、歌川国芳の作品がこれでもかーというくらい出てきます。私はどうも大首絵とか役者絵など、人物が中心の浮世絵は今ひとつ良く判らないというか苦手なので、それは抜いて見ていくと……いや、見たけど感想が何も書いてないのよ……自分の感想には「ぬこ」って文字ばっかり。何を見に行ったのか良く判りませんが、猫の感想を中心に書いてみます。
- 東都名所 佃島
- 佃島に向かう、永代橋をくぐる船の絵。そんなに船底が弧を描いていたら、転覆する気がする……
- 絵鏡台かが身
- 影絵で動物の形とかを表現するやつ。これって本当にやった人はいるんだろうか?
- 山海愛度図絵 ををいたい
- ぬこ〜
- 横浜廓之図
- 横浜浮世絵です。日本らしい遠近法が素晴らしい。あと、海や空の青さが綺麗
- 忠臣蔵十一段目両国橋勢揃図
- おお、かっこいいぞ、両国橋が
- 橋と富士山の見える風景図
- 羽田あたりの景色ではないかと言うことですが、のどかだ
- 五拾三次之内 岡崎の場
- 化け猫の前でダンシングぬこ〜〜。かわゆす
- おぼろ月猫の盛
- ぬこのぬこによるぬこの為の吉原……。吉原の絵を描いちゃ駄目と言われたので、人間でなく猫で描くという、洒落心がにくいねぇ。
- 其まま地口猫飼好五十三疋
- ぬこが東海道五十三次の宿場の名前を使った駄洒落を表現する絵。辛い駄洒落も多いですが、ぬこなんで許す。
うーん、歌川国芳を見に行ったのか、猫の浮世絵を見に行ったのか、良く判りませんが、やっぱり動物とか洒落は絵画の要素として重要だなと思う次第です。