月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

ライブビデオを評価してみる

ハイ、というわけで、15日の駄文で書きました田村ゆかりさんのPrincess a la modeツアーのライブビデオ、あのあと結局、5時間かけて見ましたので感想を書いてみたいと思います。


えっと、このライブビデオで収録されているのは、1月16日の駄文でも書いた、人大杉のコンサートです。要するに生で見ている訳ね。ということもあって、ビデオを見ての全体の感想は、「わたしゃ一体、コンサートで何を見とったんじゃぁ」ということになるわけで……。おかしいことに姫の動きなどに覚えていない箇所がちらほら……(笑)。


まぁここで、1曲ごとに紹介していっても埒があきませんので、全体を通した感想を書きます。


まず、音についてですが、結構しっかりした音で入っていて、かつ、各楽器の音が判るチューニングになっています。ちゃんと音楽のコンサートを録音した音の作り方で、私は好きです。いえね、先日別の声優さんのライブビデオを入手したのですが、サウンドが貧弱で途中で見るのを止めてしまったなんて経験もしていますので。たとえ声優さんであっても、音楽重視です、私は。
あと、音というと、昨年の幕張でのコンサートを収録したビデオでは音楽と観客のコールがずれているという問題がありましたが、それが解消していたのも、聞きやすかった点でしょうか。

そうそう、音というと、バックミュージシャン(桃色男爵と言われている方々)のサウンドが、アルバムの音と比較してアレンジされたものなのも良いところ。折角生の音を出すミュージシャンがいるのだからCDと同じアレンジでは詰まらないというものです。特に今回はサックスが入ったことで、アレンジの幅が広がったようです。


次に映像の方ですが、元々の横浜アリーナでの照明のせいか、陰影が濃く出ている点と、あと、全体的に引き気味の映像が多いのが特徴かと。あと、カメラが止まりません、カメラが絶えず動いているの。普通に作るのならメインボーカルに焦点を常時あてておいて、時々思い出したようにバックミュージシャンを撮影すればよいのですが、そうなってないあたり、これを映像作品として作ろうとした制作側の意図が伝わってきます。私はこういう方が好きですが、ここはファンの評価が分かれるんじゃないかなぁ……。


ファンと書いたところで思い出しましたが、このビデオを見てファンというか、ゆかり王国民は本当に統率が取れていますな。これもある意味見所です。
まず、サイリウムの色がピンク一色なところ……いや、私はこれが当然だと思っていたのですが、先ほど書いた、先日見た別の声優さんのビデオではここまで揃ってなかったですので。
それから、コールの揃い具合。いや、コールが揃うのは当然として、長口上でも大音量で揃ってしまうのは……皆さん良く覚えてますねぇ。特に「You & Me」と「チェルシーガール」は何か音量が吹っ飛んでます。いや、自分も言ってた記憶があるので大音量の一部に参加しているわけですが……。


まぁこんな感じで、声優さんのイベント収録ビデオとして見ると違和感かもしれませんが、音楽アーティストのライブビデオとして見れば、良い出来だと思います。んで、明らかに制作者たちは、後者を狙ってるんだよね。