月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

ルーシー・リー展@国立新美術館

21日で終わった展覧会になりますが、国立新美術館で開かれていたルーシー・リー展が中々良かったので簡単に感想を書いてみたいと思います。
それにしてもねぇ、私が陶器の展覧会に行って、良かったという感想を言うようになるなんて、2年くらい前でも想像できませんでしたよ。まったく、twitterなどでこの展覧会を紹介してくださった方々に、ひたすら感謝です。


それにしても、器の薄さ、縦縞を中心としたシンプルなデザイン、青やピンクの薄い色合い、どれも私の好み、というか日本人の好みだと思います。
一番の好みは,青いコーヒーカップのセット「ウェッジウッド社のためのカップとソーサー」。少しくすんだ感じの薄い青が、吸い込まれるような感じで素敵でした。

それから、「ピンク線文鉢」。良くこんなピンク色が出せるもんだと、感動してしまいます。


作品が良かったので、絵画でない作品展では全くのイレギュラーですが、思わず図録を買ってきてしまいました。でも、図録では作品の色が表現できていません。やっぱり展覧会で実物を見ないと。東京での展覧会は終わってしまいましたが、ありがたいことに、8月以降、各地を巡回します。そこで、もう一度見てみると更に違うものが見えてきそうな気がします。

ちなみに巡回予定は

  • 益子陶芸美術館(2010/08/07-09/26)
  • MOA美術館(2010/10/09-12/01)
  • 大阪市立東洋陶器美術館(2010/12/11-2011/02/13)
  • パラミタミュージアム[三重県](2011/02/26-04/17)
  • 山口県立萩美術館・浦上記念館(2011/04/29-06/26)

なので、あと1年間は日本に作品がいます。大阪には見に行きたいなぁ。