月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

東京都庭園美術館「有元利夫展 天空の音楽」

昨日に続き、25日の日曜日に行ってきた展覧会について書いてみます。今日書くのは、東京都庭園美術館で開催されている有元利夫展です。


まるでフレスコ画のように見える絵画を書き続けた有元利夫さん。フレスコ画的な書き方であることもあって、非常に静かな絵、というか、動きがあるのか無いのかすら曖昧な、不思議な感触の絵になっています。当の本人も、足をかいてしまうと動きが出てしまうので、足をかかない、といった趣旨のことを書いていたような気がします(が、その文章が見つからないのですが……)


不思議な感触なのは動きだけではなくて、そもそも描かれているのは男性なのか女性なのか、それすらも不明です。顔は男性のようにも見えますが、体のラインは女性を思わせるところがあって……

そういった静かな、不思議な絵を展示するのに、アールデコの舘は実にうってつけです。部屋を移動する度に新たな物語が展開される感じで、素敵です。
特に、大食堂には

元々この部屋にある壁画と有元さんの作品が呼応して、不思議な空間となっていました。


えっと、普段ならここで気に入った作品を紹介するのですが、感想をちゃんと表現できない(言葉では捉えにくいわ、この作品たち)ので、省略します。9月5日まで開催されているので、もう一度行って、言葉が浮かんだら,その時に作品の紹介をしたいと思います……。