月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

平日ですが都内巡検

今日は平日ではありますが、夏休みという名目で会社を休みにして都内の美術館巡りに出ていました。本来なら3連休ですし関西方面にでも出かけるべきなんでしょうが、明日あたりに通販で買った荷物が届くという話もあり、日帰りで済むことをすることにしたのです。

今日の巡検コースは、

というもの。上野から新宿へ、結構強行軍でした。

ところで、今日は鉛筆は持って行ったもののメモ帳を持って行くのを忘れたために展示メモをちゃんと取ることが出来なくて……。我ながら莫迦です。


まず国立科学博物館。大哺乳類展という名前は共通でも、春にやっていた陸編とは違って骨格標本が中心。確かにクジラの剥製は大きすぎて作れないのでしょう。それにしても、クジラさんは骨になっても巨大でした。全く撮影に困る大きさで、あまり上手には写真を撮れなかったかも。


そして次が東京国立博物館。エジプトのミイラというと薄暗い東洋館の2階、部屋の中央にある黒っぽいものというイメージがありましたが、東洋館が工事に入ってからは展示されていなかったもの。久しぶりの登場になります。それにしても、3000年前に遠いエジプトで死んだ方が東京に来て、どう思っているのかは気になるところです。


東博を出たあとは東京大学に向かうのですが、普通だったら不忍池の隣が東京大学ですので上野から歩いていくところです。何ですがこの暑さ、歩くのは無理と判断して上野御徒町から本郷三丁目まで地下鉄で移動。って、普通に歩くのと余り歩行時間が変わらないような……
その東京大学の総合研究博物館。「火星−ウソカラデタマコト」という展覧会をやっていたのですが、要するに今後の火星探査計画の紹介でした。どちらかというと、その手前にあった常設展示(標本の展示)のほうが面白かったかも。でも、標本を展示するのなら、北海道大学のように大量に展示していると面白いのですが……。


そして、損保ジャパンのトリックアートの世界。此処は普段は余り混んでいない展示が多いのですが、今回は別。しっかり混んでいました。やはり分かりやすそうなテーマの展覧会は混雑しますね。タイトルから昨年夏にBunkamuraで開催された「だまし絵」展のようなものを想像していたのですが、スーパーリアリズムなど騙しているわけでない作品も多くて、頭を使わないといけない感じでした。ちょっと好みでなかったかもしれません。


新宿からは初台まで京王線に乗って、というかこれも暑さ故に普通なら歩く区間で電車に乗ったわけですが、ともかくも初台の東京オペラシティギャラリーへ。アントワープ王立美術館展を見ます。実際のアントワープ王立美術館にはヤン・ファン・エイクの作品なんかもあったりしますが、今回やってきているのは1870年以降の作品のようです。前半の方の印象派の時期の絵は明るくて好みのものが有りました。今度ちゃんとメモ帳を持って再訪しないとねぇ……


ということで、始めと終わりが良かったので、割合良い感じの巡検だったと言えそうですが、暑すぎるのがねぇ……。