東京国立近代美術館で開催されている上村松園展、今月に入ってから混雑が激しくなりました。なんでも、入場券を買う列が70分待ちだとか、物販にも列が出来ているとか、そんな情報がtwitterを経由して入ってきます。混雑は平日の朝の方が激しいようですので、典型的な団塊の世代の方々が行列を作っているパターン。この方々は情報源をテレビや新聞に頼っているため、午前中や平日は混雑していないという古い常識に従って動いてしまうのが困りもの。是非インターネットの活用も覚えていただいて、混雑に関する情報も収集していただけると助かるのですが。
ところで、今回の混在の原因ですが、twitter上の識者の意見では、NHKの日曜美術館がトリガなのではないかと言うことです。確かに、日曜美術館では10月3日に上村松園の特集をやりましたので、それをトリガに混雑が始まるというのはあり得ること。とはいえ、前回私が訪れたときには夜間開館とはいえ全く混雑している様子もなかったのに、70分待ちに一気になってしまうとは、日曜美術館の威力は並大抵ではありません。
そういえば、先日まで千葉市美術館で開催されていた田中一村展も、日曜美術館で取り上げた後はエレベーターが30分待ちとか異常な状態になっていましたっけ……。
ということで、今後の展覧会では、日曜美術館で特集される前に訪問する、ということを心がける必要がありそうです。まずは、ゴッホ展は11月28日より前に見に行った方が良さそうですね。
