月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

時間つぶしに日本橋遊覧

昨日の夜は谷山浩子さんのコンサートに出かけていたことを、昨日の駄文で書きましたが、その前の時間には日本橋で時間つぶしをしていました。


まず最初は三井記念美術館。三井家の名品が、茶器を中心に展示されています。なんですが茶器は見ていても良く判らないので結果として、数は少ないけど素敵な絵画や調度品を中心に見ていきます。
先ずは源氏物語を収めた蒔絵の箪笥。徳川美術館でも見かけましたが、源氏物語を一式箱に収めるという発想が素敵です。是非将来、我が家にも一つ作っておいておきたいと思うのですが、いくらあれば作れるだろう?
土佐光起の「水辺白菊図」は、水に映りこむ菊がうっすらと書かれているのが良い感じです。若干退色しているので、うっすら過ぎる感じになっている気もしますが。
それから、小林古径の「木菟」。ミミズクのくりっとした目が可愛いのと、すこし横を向いているのが素敵です。これは本当は持って帰りたかったのですが、絵はがきとか無かったんよね……。


そして続いてお隣の三越へ。三越では「2010年報道写真展」を見ます。報道各社さんが今年頑張って撮った写真をずらっと展示しているだけとも言える展示ですが、まとめてみると思い出すことも多いです。とは言っても、やっぱり今年一番印象に残っているのは、6月13日のオーストラリア、はやぶさ兄さんの最後ですかねぇ……。


三越を出たところで16時少し前。コンサートは17時30分からなので、1時間ほど時間があります。それでは三菱一号館美術館でカンディンスキーを見ようかとも思ったのですが、流石にそれは時間が厳しい。ということで本屋で時間をつぶそうと丸の内の丸善に入ろうとすると、隣に28日で閉館になるJAXA iが見えたので、ふらっと入ります。以前入ったときは無人だったJAXA iも、流石に閉館直前だけあって混んでました。

JAXA iの展示はパネル解説が中心で、確かに東京の丸の内でやるには中途半端な施設です。なんだけどパネルを見ているうちに、はやぶさ兄さんを思い出してしまって、兄さんのカレンダーとクリアファイルを買うあたり、我ながら良いカモでは無いかと……。


と、何か良く判らない行程ですが、これで今日の巡検はお終い。地下鉄で東陽町に向かってコンサートに行ったわけでした。