月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

港区巡回美術館めぐり

今日は夕方から会社による必要があったので、都内の美術館を適当に回ることにしました。

で、どこに行こうかと迷っていたら車内のの広告を見て気になったので、旧新橋停車場の歴史資料館へ。ここで開かれていたのは戦前に警視庁のカメラマンだった石川光陽の撮った写真の展示。昔の写真(鉄道の駅の写真がほとんど)は見ていて楽しいです。
上野駅の正面改札の写真がありましたが、大きな時刻表が掲載されているのが印象的、というか、上野駅でも一覧に出来る程度しか列車が出発していなかったのかと、感慨にふけったりして。
それにしても、昭和一桁の頃は、成田山参詣臨時列車の大きな広告を新宿駅に出したら、景観上宜しくないと警察に怒られたそうで。今も怒って欲しいです。


新橋からは、地下鉄浅草線に乗って、高輪台駅から畠山記念館へ。2週間ほど前にも見た酒井抱一展が後期展示になったので再訪です。ここのところ琳派の展覧会が続いていて少々記憶が混乱してたりもしますが(特に酒井抱一さんの12ヶ月屏風が……)、ここの琳派は落ち着いた感じ。好物の鈴木其一さんはやはり少し変で、見ていて楽しい。美味しいものを沢山食べた後のように、ほっこり気持ちになってしまいます。


畠山記念館からは、前日twitterで話題になっていた、畠山記念館から東京都庭園美術館への道を歩いてみます。地図で見ると一本道を歩くだけ、楽勝と思ったのですが、いざ自然教育園の前の大通りに出ると、横断歩道が近くにない。結局白金台駅の方まで戻らないと道路を渡ることも出来なかったです。畠山から庭園への道、一筋縄ではありません。
そんなことをしていると、twitter上では、松岡美術館にも行った方が良いとの指示(?)が。指示には素直に従って、松岡美術館に向かいます。

松岡美術館は自然教育園の裏手にある美術館。存在は知っていましたが、来たのは初めてです。静かな高級住宅地の中の美術館は何とも落ち着いた、上品な感じのする空間でした。今回の展示は日本のファンタジー絵画(シュルレアリズム絵画)が中心だったので、今ひとつ力が入りませんでしたが、4月後半からはミレイとかルノワールとか展示されるようなので、期待して行きたいです。


と、松岡美術館を出たところで14時30分頃になっていたので、美術館巡りはこれでおしまい。この場所だと目黒駅まで1.2km、恵比寿駅だと1.6kmというところですが、時には「お洒落タウンのこじゃれたお店」(byゆかり姫)でご飯を食べてみようと思って恵比寿のガーデンプレイスへ。そしたらビルの法定点検で、こじゃれたお店はお休み……。仕方がないので恵比寿駅ビルの中でご飯を食べて……結局何時も通りな感じになってしまいました。やはり、なれないことをするもんではないということなんでしょうかねぇ?