月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

光を描く印象派@青森県立美術館

JR東日本にはスリーデーバスという切符があって、13000円(プラス、特急や新幹線に乗る場合は特急料金)で3日間JR東日本の路線なら乗ることが出来るというものがあります。これを使うと30000円以上かかる青森への往復が26000円で収まります。ということで、今日は青森まで印象派を見に行ってきたのでした。

青森県立美術館は私のイメージでは現代美術中心の美術館、と思っていたのですが、印象派の展覧会もやるんだと妙に感心したり。それよりもこの展覧会、ヨーロッパを数カ所巡回した後に青森に来て、そのあと国内はどこにも寄らずに帰ってしまうという破天荒なもの。過去、ここまで気持ちよく関東にも関西にも寄らなかった国際巡回展も珍しいのではないかと思います。


展示のほうですが、この展覧会は印象派の様々な技巧に焦点を当てた展覧会でした。なので、単に絵画を展示するだけではなくて、光についての説明(三原色や、朝と夕で影の色が変わることなど)に1フロアを使ったり、カンバスの実物を触れるようにしてたりと、実に勉強になる展覧会でした。ただ、説明が大量にあるので、ついつい作品ではなく説明版を読む方に専念してしまい、気づいたら作品を見てなかったということになりかねないのが要注意。というか、そうなったので、最後まで進んだ後に、作品をちゃんと見ようと引き返しましたよ、ええ。

作品については、シスレーの「森の周辺、サブロン」というのが、空というか雲の表情が好みでした。あと、モリゾの「タチアオイの中に立つ子供」の子供が可愛かったです。解説に書いてあったのはカンバスの裏がどうのこうのでしたが、どうでもいいですそんなこと(こら)

あと、ルノワールの「縫い物をするジャン・ルノワール」。私のメモには「男の娘!ひゃっほい!」と書いてあります……。お察しください……。



青森県立美術館の常設展のほうは、やっぱり奈良美智さんのコーナーが好きですわ。あおもり犬は今日も元気でした。ところで、あおもり犬の足下まで、行けるようになっていたのですね。しかも無料公開空間になっていました。で、行ってみたのですが、これが遠かった……。
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それにしても、青森まで行って男の娘好きを再認識するとは……。一体何をしに行ったんでしょうね……。