月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

田村ゆかりFC限定ライブ@神戸国際会館(2011/10/01)

10月1日の土曜日ですが、神戸三宮の神戸国際会館田村ゆかりさんのファンクラブ限定ライブがありました。
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今回のファンクラブ限定ライブ、元々は、今年は年に2回、春と秋にコンサートをやりたいと思って「Love Live 2011 Spring "Mary Rose"」とSpringを入れたのに、秋にやる余裕がなくなったた、比較的小規模にできるファンクラブ限定の形でやることにした、という経緯のようです。

秋にコンサートをやろうとすると、春が武道館だけだったのでツアー形式にする必要がある、となると3か月は期間が必要。しかし12月上旬に水樹奈々さんが東京ドーム2daysなんてものを入れてしまった以上、11月はスタッフ確保が困難(田村ゆかりさんと水樹奈々さん、コンサートの製作スタッフと総合プロデューサーが同一人物ですので……)。そんな事情があったのでしょう。


そんなわけで、お金が無いけど出来る範囲で普段と同じに、というコンサート、まずはセットリストを挙げておきます。

01. 恋せよ女の子
02. Mon Ceri
03. 恋するラズベリー
(MC1)
04. Rainy Rainy Sunday
05. おしえてA to Z
06. プラチナlover's day
(メンバー紹介ビデオ)
07. Gooday & Happy
08. 涙のループ
09. バンビーノ・バンビーナ
(MC2〜かもめかもめ)
10. メタウサ姫
11. めろーん音頭
(バンドセッション)
12. Endless Story
13. Amazing Kiss
14. 流れ星ジョニー
(バンドセッション2)
15. 太陽のイブ
(MC3)
16. 童話迷宮
17. 100 CARAT KISS
18. Love me now!
19. Tiny Rainbow
(以下、アンコール)
En1. Baby's Breath
(MC4)
En2. この指とまれ

えっと、21曲ということは普段より4曲少ないだけ。最後のほうの所謂みんな大好きコーナーが短縮版になっただけ、という感じです。
ということで、感想の方も普通のコンサート通りで……。


コンサートの始まる前、皆さんお手元にパペットをお持ちで。おのずから1曲目が「恋せよ女の子」なのが判ります。というか、名古屋公演に行った人多すぎです。

ということでコンサートが開始して、最初のパートは「恋せよ」〜「ラズベリー」と、割合定番の可愛いところ3曲。そういえば、「Mon Ceri」はライブで聞くのは初めてでしたが、緩急のある振付が良いですね。


というところで1回目のMC。のっけから「近っ」といいながら後ずさるゆかりさん。かなりステージの近いところまで客席があるようです。そういえば、2007年のsweet milky wayコンサートのビデオを見ても、ステージと客席が近いように見えますね。ちなみに、この2007年のコンサート以来の神戸国際会館でのコンサートだそうです。

その後「中2階」と呼ばれる、左右に12席しかない中途半端な席を弄ったり、兵庫って新幹線の駅が3つあるんだねーと言えば4つ!と突っ込まれたり、駅名を当てようとして「明石」と言えば「西明石!」と突っ込まれると、容赦ないです、王国民(汗)。しかし、兵庫の駅の数なんて、マネージャーの津田さんが仕込んだとしか思えないネタですなぁ。

「いつから会員になったのか聞きたいけど、後にして、次の曲に行きます。」ということで、次の曲に進みます。


4曲目の「Rainy Rainy Sunday」から6曲目の「プラチナlover's day」は、ミディアムテンポくらいのゆったりコーナー。大盛り上がりというわけではないですが、落ち着いてみられる、結構好きなパートです。
「Rainy Rainy Sunday」は今度のシングルの2曲目。初めて聴いたのですが(いや、黒うさぎでは流れているのですが、まだ聴けてないのです……)、なんか雨が楽しくなりそうな曲でした。


6曲目が終わったところで衣装替えの間、メンバー紹介ビデオ。LEDディスプレイではなくプロジェクタを使って経費節減。巨大なLEDディスプレイはレンタル費用も高いでしょうし、輸送コストもつきますからね。
ついでに、紹介ビデオの方も静止画オンリーと、オーサリングをケチってました。まぁこれは、お金が無いことをアピールするネタだと思いますが……。


そして7曲目の「Goody & Happy」は……、おお、1階客席の中央で歌ってますがな。照明とか当たりにくいけど、こういうのは好きです。ただ、このホールは若干客席の角度が緩やかなので、多くの方にとっては姫が見えない時間となっていた気もしますが……。

と、どちらかというと4〜6曲目のゆったりコーナーが合うのに大騒ぎとなった「Goody & Happy」の次は「涙のループ」でスローバラード、更にその後に「バンビーノ・バンビーナ」で可愛く締まる、というアップダウンの多いコーナーになりました。「バンビーノ・バンビーナ」も、2010年からのファンとしてはライブで聴くのが初めてで、これまたひとつ念願がかないました。


2回目のMCは、やはり「近っ」といいながら後ずさるところから始まって、「めっちゃ見てるじゃん」と言った後に、更に後ろに下がって、
「ゆかりね、怪しい人の近くに入ってはいけませんってお母さんから言われているから、そっちに行けないの」
と幼女モード。これが盛り上がるのだから、怪しい人が沢山なのは間違っていません(汗)。

と、ここで、ファンクラブイベントらしく、簡単なゲームコーナー。と言ってもゲームをするのはステージ上だけで、この後の進行を決めるために、ゆかりさんの周りを「終演」「1曲」「ゆかりにプレゼント」「めろーん」「お客様にプレゼント」「1曲」「こよりずもう」「2曲」の札を持った人が回るので、「かもめかもめ」曲が終わったところでゆかりさんがタッチした人が持っている札が選ばれる、というものです。まぁ、本来の「かもめかもめ」のように真後ろが選ばれるわけでも無いですし、そもそも曲が終わった後に札を持った人が動きますので、ある程度は予定シナリオを決めたうえでのゲームかと。

ということでやってみると、引き当てたのは「1曲」。「あ、いきなり出ちゃった。」とゆかりさんが言うものだから、会場からはもう一回の掛け声が上がります。
で、もう一回やって見たら、今度は「2曲」。たまらずJackが「ちゃんと逃げなきゃだめじゃん」と突っ込むと、ゆかり姫からは「この人どんくさいです、ね、さくたまさん!」。2曲の札を持っていたのは、さくたまさんだったようで、"sktm gdn"を間近で見てしまったようです。

ここで2曲を決めるために抽選してみると、最初に出てきたのは「ごめんなさい、メタウサ姫」。真剣なヘビメタなのに誰も音を聴いてないメタウサ姫は桃色男爵さんたちには人気薄のようです。
で、もう1曲はめろーん音頭。「良かったまたメタウサ姫じゃなくて」と言っていたので、抽選の箱には数曲しか入ってなかったのでしょうね(まぁ、そうじゃないと練習できないし)。

これで2曲選んだし、メタウサ姫に行こうとすると、ちょっと待ったJackが絡んできます。で、姫とJackで押し問答をしていると、問答無用でGodが「かもめかもめ」を演奏しだして再抽選(笑)。すっかりJackとGodが狂言回しに回っています。
その再度の抽選は、まさかの「終演」。「やったー、飲みに行けるー!」と飲めない姫が叫んでおります(汗)。ここで再び、終演にするかしないかで姫とJackが押し問答をしますが、結局終演はなしにして2曲やることに。って、めろーんコーナーをも上回るグダグダ加減でした。


というわけで、メタウサ姫と、めろーん音頭。どんなにグダグダなトークの後でも、演奏はしっかりと、国民の振りもしっかりと。お互いプロでございます。


衣装替えの間にバンドセッションがあって、このバンドセッションがかっこいいのでこっそりとファンですが、今日もかっこよかったです。
んで、「Endless Story」から「流れ星ジョニー」までのかっこいいコーナー。この方の曲では、私はかっこいいコーナーの曲が一番好きなのです。今日の曲では無いですが、「Sand Mark」とか「Sweet Darlin'」なんて最高です。で、新曲の「Endless Story」は、ドラムとキーボードの絡み合いが素敵なのでした。
それから「流れ星ジョニー」は前半のミディアムバラードと、後半のポップな感じのミックスが楽しい曲。ザッツ80年代アイドル歌謡な感じが私の年齢には心地よいです。若い人の反応は知りませんけど。


かっこいい曲3曲の後、再びかっこいい男爵様方のバンドセッション。ソロパートの時に、照明が集中していたりして、それも良かったり。
で、次の曲に行くと……、ん?全く聴いたことのない曲。ついでに姫はうさ耳を付けてるっ(汗)。ということで、ニューシングルから「太陽のイブ」。何となく軽快なマーチソングのように感じましたけど、それは、うさ耳の効果かもしれません……。


ということで3回目のMCに、うさ耳のまま突入。うさ耳に「かわいい〜」と叫ぶ観客に、「この辺?」と耳を触りながら「食む食むしたかろう」と。良く国民のお気持ちがお判りのようです。
更に国民の「まわってー」の声には、「しっぽなんかないもんっ」とうさぎネタを続けながら、くるんと高速回転。鮮やかな国民捌きでした。

と、この時点でもやはり中2階が気になるようで、中二階の列に向かって、「ねぇ、そこ一人?」「1列だけ?」と質問を続けます。ですが、「後ろのピンクの人は?」と聴いた際には「いない!」という中二階からの返事。なんたって中二階は1列しかないので、後ろの席がないのです。ということは……「いない!。ピンクの人なんてないさ、ピンクの人なんて嘘さ、だけどちょっとだけどちょっと、ぼーくだってこわいな……」。幽霊ネタになってしまいました。

ここで、1回目のMCでは質問できなかった、ファンクラブにいつから入っているかの質問コーナー。
ファンクラブ、すぐになくなると思っていたら意外と長く続いた。ありがとうございますとお礼の後に、1期からの人から順に聞いていきます。やっぱり2008年くらいから増えだして、2010年に人口爆発という感じのようですね。私も2002 年10月にはCDを買った記録があるのですが、ライブに行こうかと考えたのが2009年、ファンクラブに入ったのが2010年ですので……。せめてライブに行こうと2007年くらいに思っていたら、世の中もう少し変わっていた気もするのですが……*1
ちなみに、「今年慌てて入った人」(姫の表現)というのも結構居ました。

と、ここで前から5列目くらいのところに遅れて入ってきた人が登場。どっから見てもサラリーマンやってますという感じの格好の方です。目敏く姫が見つけて質問攻撃。「どこから来ましたか」という質問には「東京から」と。おお、とどよめきが上がります。「はらはらしなかった?開演遅れればいいのにとか思ったりしませんでしたか?」と優しくいたわる姫です。と思ったら……
「何が聴きたいですか?」と、お客さんいじりにJackが参戦。遅れてきたのだから曲をプレゼントしましょうと妙なことを言い出します。更に、「もう彼の進行で行きましょうか?」とGodも参加。この二人がトークというか弄りに参加すると、gdgdな方向に流れるんだわ……
と言うことで、困った遅れてきた人は「ハニームーン」をリクエスト。「あ、その曲は知らない」とあっさり却下するJack。「メタウサならできるよ」といってGodのところの太鼓をたたく姫。一気にグダグダな方向に進んでいきます。
そして、「童話迷宮なんてどうですか?ポンポコリンはダメです」とJack。それに対して「えー、やってあげなよー」と返す姫。仕方なく演奏するけど歌えないJack山でありました。ということで、ゆかり姫と国民による合唱で踊るポンポコリンが……。えっと、これ何のコンサートでしたっけ?(汗)。

と、ポンポコリンを歌う際に中央の階段に座った姫を目敏く見つけたJack。「階段に座っているということは、姫はそこで踊らないのですか?お客様が何を期待しているのかわかっているのですか?」とJackのスーパー無茶ぶりが始まりました。これって、ちょうど1年前のコンサート、その終盤辺りから始まったパターンですね……。
そのJackの無知ブリには「普段から踊ってるよっ」とちょっと切れ気味の姫ですが、そこでもう一人の無茶ぶり大王、Godがムーディーに大漁節をサックスで演奏するものだから、観念して姫は、後ろ姿で腰を振りながら網を引くポーズをするという……(なんじゃそりゃ)。すっかりグダグダになった舞台上であります。

ここまできて、流石に次に行けという指示が出たのでしょうか?。「ここは聞きたそうな曲をやりましょう。あの曲を聴きたそうですよ」とJackが振れば、「よぉし、童話迷宮のことだな」と返す姫。ということで、やっと次の曲に行きます。


ということで、「童話迷宮」から「Tiny Rainbow」の4曲が、いわゆる「みんな大好き」コーナー。とはいっても、「Love me now!」を除くと、飛び曲というわけでもないわけで。
このコーナーでは、やっぱり「Tiny Rainbow」のアーチが好きです。もうこの曲のアーチ(左右に手をする動作)は何度見ても素敵です。


アンコールは「Baby's Breath」。過去の定番曲ですが、私がライブで聞くのは初めてです。ということで、「ひとりぼっちの」と言う歌詞に「おれとー」と応えるコールも初体験。いや、このコールは良く出来てるなと、改めて感じた次第です。


そして、アンコールでのMCは、まずは帰宅の心配。「みんなどうやって帰るの?夜行バス?」と聞きながら、「早く帰らなくて良いのなら、ゆっくりやろうかな、でも話すことがない」と、テープの低速再生をするときの声とスピードで言ってみたり。
と、話すことがないと言いつつ、帰宅から話を膨らませて、「ごはんとはみんなでオフ会とかやって食べるの?」と質問。更に「一人でご飯食べる人ー!」と聞くと、「はーい」と大多数が返事。思わず、「嘘だ!」と叫ぶ姫でしたが、ぼっち&引っ込み思案は田村ゆかりファンの基本要件ですから、この展開もうなずけるところです。

更にご飯の話題は続き、「一人居酒屋って難易度高くない?」と、一人で居酒屋に行ったときの話。悩んでうどんと焼き鳥を頼んだそうで、こういうときに飲めないor飲まない人は困るんですよね。そんなところに、隣に女性の一人客がきたそうで、観察したところ、最初はビール、次に焼き鳥。その次が刺し盛。一人で刺し盛って難易度高くない?って高すぎますよ。ここまで観察したところで食べ終わってしまったので店を出たそうですが、確かにその後の顛末が知りたい感じです。

んで、続けて「ほとんどの人が知っていると思うけど」と前置きをして、ライブが決定した話。いい加減、タイトル考えるのめんどくさいとか言いながら、関西地方というとこで奈良と大阪での公演をネタに。奈良とか京都とかキャラがかぶってるとか、「奈良は鹿が居るの?改札が鹿?切符をパクリ?」などと。更には「ステージに鹿。みんなで鹿に乗って登場するの」と謎の演出も加わります。この辺は、水樹奈々さんが馬に乗って登場したやつが念頭に有るのかもしれませんね。


ということで最後の曲は「この指止まれ」。すっかりタオル曲ということで定着しているようです。次回はタオル買わなくちゃ。


ということで全公演が終了。最後のメッセージは、神戸は久しぶりで、駅のOPAでご飯食べたことを思い出したという話をしながら、「こうして一つ一つ、いろんなところの思い出が増えたらと思います」と。いつも、最後のメッセージが心にしみます。このメッセージを聞くたびに、まだまだファンは止められんよと思うのです。


と、この時点で21時18分。18時35分に始まって2時間43分の公演でした。通常のコンサートよりも曲数を4曲減らしたので、所要時間は30分近く短くなっていますが、充分楽しみました。というか、JackさんとGodさんが掛け合いに参入するようになってから、お笑いの要素が強くなっている気が……。
果たして、次回の横浜ではどんなことになるんでしょうねぇ……。

*1:つーか、これが検索で見つけられる、google様恐るべし