月猫ツーリスト雑記帳

かわいいものを求めて西へ東へ右往左往の記録

土曜日の都内巡検より

今日は夕方に水樹奈々さんのコンサートがあった関係で、都内で期限の迫った展覧会に絞って見ていくことにしました。
またいつも通り、行った展覧会の感想を簡単にまとめたので、アップしておきます。

大絵馬寺宝展と庭園拝観(浅草寺)

最初に向かったのは浅草寺の奉納絵馬公開。総武線方面から浅草というのは今一つ決定打となるルートが無くて、浅草橋で都営浅草線に乗り換えると浅草駅から浅草寺が遠くなるし、東京メトロの浅草駅に向かうには、どうやっても2回は乗り換えないといけないし、と、今一つなのです。
で、今回は秋葉原からつくばエクスプレスで浅草に向かってみました。つくばエクスプレスの浅草駅は浅草六区なので、かなり歩くつもりでいたら結構近かったです。超混雑の仲見世を歩かない分、東京メトロの浅草駅よりも浅草寺へは近いかも。

絵馬の方は、最初の方から其一さんがいたりして、テンション上がります。 迦陵頻伽の舞の場面ですが、絵馬だろうが板の上だろうが手を抜かない細かさに頭が下がります。また細工合という、黒檀の上に木彫りや象牙での立体が21面あるもの、これが細かかった。鳥さんが可愛いのよね。 それから、徳川秀忠と家光の神馬は、家光の方が親を意識してか少し小振りなのがご愛嬌。 浅草寺は東京で一番由緒ある寺なので、奉納絵馬を奉納する人も超豪華でしたわ。

伝法院の庭園公開は、このタイミングで一番雨が強かったので余り見ることができず……むぅ(´・_・`)。紅葉には少し早かったみたいです。

ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム(イタリア文化会館)

浅草寺の次は地下鉄で九段下駅に出て、イタリア文化会館へ。「ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム」って要するにウフィツィ美術館の名画の原寸大パネルが展示してあるだけですが、原寸大で作品を見る機会も少ないですから、これはこれで楽しいです。原寸大と言えば大塚国際美術館にも行ってみたいですね……。
あと、タッチパネルが幾つか設置されていて、これを使うと原寸の何倍にも拡大して作品を見ることが出来て、これが楽しいわ。是非タッチパネルだけと言わず、iPhoneアプリにもしてほしいなと。
このヴァーチャル・ミュージアム、8日迄の会期が19日迄に延びていますので、まだまだ見るチャンスがありますよ。

中国の陶磁・漆・青銅(根津美術館)

ほいでその次に行ったのが根津美術館。ここ3年ほどの間に寄贈された中国磁器、漆器、青銅器の展覧会でした。いまでも寄贈が続いているのが根津美術館の素晴らしいところです。 といいつつ得意でない中国美術なのでざっと眺めて。白磁がずらっと並んでいるのが、引き込まれそうな美しさでした。

根津美術館は、展示品もさることながら庭がよくて…。ちょうど雨上がりだったこともあって、良い色でした。こういう日にかぎって、コンサートを意識してカメラを持ってきてないのが…むぅ(´・_・`)。

太田記念美術館収蔵品展(太田記念美術館)

根津美術館の次は、表参道を驀進して太田記念美術館。おされタウンは苦手なので爆走なのです。 太田記念美術館は珍しくテーマなしの収蔵品展でした。だいたい時代順に、1作家1作品という感じで展示してましたが、国芳と広重は別枠で、沢山展示されてました。にしても霞ヶ関から海が見えたののね