梅雨の時期に関する関東甲信地方気象情報 第1号
平成25年5月29日11時00分 気象庁発表
(見出し)
関東甲信地方は梅雨入りしたと見られます。
(本文)
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/103_04_662_20130529020118.html
関東甲信地方では、湿った気流の影響で曇りや雨となっています。向こう一週間も、前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多い見込みです。
このため、関東甲信地方は5月29日ごろに梅雨入りしたと見られます。
というわけで、本日関東地方は梅雨入りでございます。もうね、すぐ脱水症状になる私にとって、湿度が高くてあまり暑くもない梅雨の季節は極楽でございますわよ。なんなら夏を飛ばして秋雨前線の季節になって欲しいくらい好きですよ*1
今回の梅雨入り、一部の方面で注目だったのがこちら。
なんと梅雨入りなのに梅雨前線がありません(汗)。
こんなことってあるんだねぇという感じですが、あるんです。
これに対して、「気象の梅雨入りと防災の梅雨入りは違う」とか、「もともと連続的に変わる天気に梅雨入りという人工的な区切りをつけるの自体が無理がある」とか、様々な意見が出てきてとても楽しい状態。まぁ気象に興味のない方からすれば、「梅雨入りは梅雨入りなんだからどっちだって良いじゃないの」という感じでしょうが……。
ところで、上の天気図と同タイミングの気象衛星ひまわりの画像を見ると
雲の帯がしっかり見えてますね。ということで、衛星画像を見る限り、梅雨前線は存在するということで間違いなさそうです。
どうも時々思うのですが、天気図を機械で自動的に書くようになってから、衛星画像や観測データから想像する天気図とずれているように感じることが偶にあります。
今回の前線の有無なんかもそうですが、日本海沿岸と太平洋沿岸にある2つの低気圧が並走することが最近多く感じるのも、自動化の弊害じゃないかなと。この場合は多分本州の真上に低気圧があるものの、標高その他の影響で低気圧の中心部分の気圧が高くなってしまったのがそんな図になっているのだろうと思ってます。
ほんとはね、機械が書いた天気図を人手で修正すればいいのでしょうけど、手間と人件費の割りにはあまり効果がないというか、防災的な意味では無駄な作業というのもわかるのでねぇ。難しいなぁと思う今日このごろです。
*1:農作物が育たないから夏を飛ばしてはいけません