21日の土曜日ですが、板橋区立美術館でコレクション展「狩野派SAIKO!」を見てきました。
館長が交代しても相変わらずひねりの効いたタイトルですが、「SAIKO!」は、「最高」「再考」「再興」あたりの意味が掛けてあるらしいです。
今回はコレクション展ながら寄託作品が多いせいか撮影禁止でして、意気揚々とOlympus Penを持って行った月猫さんはすっかり悄気返っていたのですが、それは置いておいて。
展示の方は作品数23点(プラス印鑑などが4点)と、いつも以上に少なめでした。1つ目の部屋が、だいたい時代順に作品を並べて、2つ目の部屋のほうはテーマに沿ってという感じでした。
とりあえず、適当に作品の感想を書き散らします。
- 狩野周信「花鳥・養蚕図巻」
- 巻物の展示でしたが、描かれている鳳凰がサントリー美術館の「鳳凰と獅子」展で見た探幽の鳳凰とよく似ていて、なるほどこれは狩野派の鳳凰だと感心したり。
- 英一蝶「六歌仙図屏風」
- 英一蝶さんは狩野派の町絵師に入門したということで今回参戦しています。淡い感じが風情があってよいです。
- 清原雪信「西行・江口贈答図」
- 女流画家の清原さん。線の細さがこの方の特徴かと。
- 融女寛好「梅花双雀図」
- 雀さんかわえええええええ(をぃ)
- 狩野即誉「寛永寺参詣図屏風」
- 右から寛永寺があって、不忍池があって。これって江戸を描いた洛中洛外図だなぁと。
点数が少ない割には楽しんでみることが出来ましたが、もう少し作品数が欲しかったというのが正直なところです。あと、恒例の畳の間も欲しかったですよ……。
おまけ:
隠れ家系って一体……。