めずらしく、東京国立博物館の夜間開館に行ってきました。というのも、通常の金曜日の夜間開館は20時までですが、本日(と翌土曜日)に限り22時までの開館となってまして。
その理由がこちら。
「時をかける少女」のビデオ上映会が19時からあって、映画が終わってからも展示を見てもらえるように、ということでこんな遅い時間まで開館することになったようです。
というわけで、夜遅い時間の写真を
9時20分。東博の開館時間は9時半ですから、この写真は午前じゃない、午後ですからね(って、誰も疑いませんって)
そんな映画がらみの夜間開館ですが、私が入ったのは21時も過ぎてからでしたので、展示だけ見て回るわけで……。
本館で見て気に入った物の写真を上げておきます。
まずは、俵屋宗雪の秋草図屏風。
この屏風、左右反対でもOKな感じに描かれてるんですね。
ちょっと部分拡大。萩とかの細かいのが良いですわ。秋草のひっそりした感じがなんとも好みです。
菊を描いた、冊子箱。これも秋です。
特別2室では三井記念美術館での東山御物に対抗してか「唐物ってなに?」という展示をやってました。
そんな中に展示されてた禾目天目。天目は油滴でも窯変禾目でも、その整った感じが好きなんだわ。
18室の近代美術は、シカゴ万国博覧会へ出した作品を一堂に。ここが圧巻だったわ。
ということで1時間ほどの東博滞在でしたが、いや良いものが多くてうれしいですわ。
今回は22時までの開館でしたが、せめて毎週金曜に21時まで開いていると、千葉からでも寄りやすいのですが、実現してくれないかしら?