月末の恒例で、今月見た展覧会を一覧で挙げておきます。
- 0404津久井光明寺(神奈川県立金沢文庫)
- 0404[○]ガールズ・ビー・アンビシャス 横浜のミッション・スクール(横浜開港資料館)
- 0404古代エジプト ファラオと民の歴史―東海大学古代エジプトコレクション―(横浜ユーラシア文化館)
- 0404[○]岩合光昭写真展「どうぶつ家族」(放送ライブラリー)
- 0405[○]花と鳥の万華鏡(山種美術館)
- 0410[○]ボッティチェリとルネサンス フィレンチェの富と美(Bunkamura ザ・ミュージアム)
- 0411[◎]コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流(東京国立博物館)
- 0411[○]ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美(東京藝術大学大学美術館)
- 0412[○]没後100年 小林清親展(練馬区立美術館)
- 0418[◎]桃山時代の狩野派 -永徳の後継者たち-(京都国立博物館)
- 0418聖護院門跡の名宝(龍谷ミュージアム)
- 0418[○]特別展 まぼろしの久能寺経に出会う 平安古経展(奈良国立博物館)
- 0419[○]大ニセモノ博覧会 贋造と模倣の文化史(国立歴史民俗博物館, ~2015/05/06)
- 0425[○]金色の屏風(林原美術館)
- 0426[○]毛利家の国宝・至宝展(ひろしま美術館)
- 0427[○]ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄(国立新美術館)
- 0427[◎]単位展 あれくらい それくらい どれくらい?(21_21 DESIGN SIGHT)
- 0428[◎]鳥獣戯画 京都高山寺の至宝(東京国立博物館)
毎度の通り評価基準は、[◎]はその月に見た展覧会の20%を超えない程度、[無印]は20%前後にする相対評価でございます。
といいますか、冗談抜きで最初評価をつけた時は「インドのイム」以外の全部が[○]になりまして……。そこからの見直しが一苦労でしたよ。
ということで、今回のトップは「インドのイム」で決まりかと。タイトルのインパクトだけでなく(何しろ「イム」である)展示もインパクトが有りましたです。
「桃山時代の狩野派」は、永徳の豪快さから江戸時代の繊細さに至る変遷が見えるような展示構成が良かったです。
「単位展」は、一人で行っても色々遊べる構成だったのが良かったですね。
「鳥獣戯画」なんですが、絵巻の常とはいえ待ち時間が長いぶん、◎をつけるべきか迷いました。ですが鳥獣戯画ではないもう一つの国宝絵巻である華厳宗祖師絵伝が気に入りましたし……。華厳宗祖師絵伝に出てくる善妙の話がツボすぎてもうねぇ。好きになった男は自分を愛してくれることはなくて、何も言わずに居なくなったのに追いかけて、追いかけるあまり海の中に身を投げて、最後は龍になって難破しそうな男の乗った船を救ったなんて、もうカタオモイスキーな私のためにあるような話でねぇ……(ここで語らずに、ちゃんと感想を書きなさいよ)。