駒込の東洋文庫ミュージアムに行ってきました。
いやいつ見ても良いですね、モリソン書庫は。
今回の展示は「大地図展」と題して、17世紀のオランダで作成された「ブラウの大地図帳」にフィーチャーします。この「ブラウの大地図帳」、フェルメールの「リュートを調弦する女」にも描かれている地図だったりします。
東洋文庫ミュージアムでは原則写真OKですので、写真入りで紹介してみます。
ブラウ「アジア図」(1635)
この時期の地図はヨーロッパの人が辿り着いた範囲だけがきちんと描かれているのが特徴。なので海禁政策中の中国や朝鮮、ヨーロッパ人の辿り着いてない東日本は形が編ですが、逆に辿り着いている西日本は割合正確です。
ブラウの大地図帳から「ヨーロッパ全図」
この地図をそのまま屏風に描きたくなる美しさ(って、実際にそういうのが作られてますが)
「中華帝国」
すごいね北海道が登場してますよ。
「大明地理之図」。1600年前後に中国で作られ、江戸時代に模写されたものだそうです。
流石に中国で作られたので中国大陸はそれなりに描かれているようですが……。
古地図は見ていて楽しいので、ついつい撮影が捗ってしまいますね。