泉屋博古館分館で、住友グループの所蔵する西洋絵画のコレクション展があったので、会期の最終日に見てきました。
泉屋博古館分館で西洋絵画のコレクション展を開催するのは過去にも何度かありました。なので、展示されるのは過去にも見たことのある作品が殆どだろう……という観測で後回しにしてました。全く、結局行くなら早いうちに行けばいいのにねぇ(汗)
で、行ってみると見た記憶のない作品もありまして……。全く、そんなこともあるのだから、先入観なしに早いうちに行けばいいのにねぇ(汗)
ということで、過去に見た記憶のない作品を中心に簡単に所感をば。
- ジャン=フランソワ・ミレー「古い垣根」
- 月明かりの闇の中に凛々しい鹿という絵ですが、木炭で描かれている為に黒のモノトーンが効果的で、鹿の神秘性を増しているようです。この神秘的な鹿は、多分春日の使いなんじゃないかと(ゑ?)。
- モネ「モンソー公園」
- いかにも春色な公園で、散歩日和な感じ。
- アマン・ジャン「裸婦」
- あれ?これ裸婦だったんだ(ここに書くのにタイトルを確認して、初めて気づく人)。アマン・ジャンらしい、もやのような象徴主義っぽい感じが良く出ている作品だと思います。
- ローランサン「婦人像」
- ローランサンには珍しい気もする、婦人の顔のアップ。ですが、色調とか雰囲気はいつも通りで安心してみることが出来ます。
- シャガール「山羊のいる自画像」
- 黄色いヤギに三日月に。おだやかな夜という感じでしょうか?
- 作者不詳「野の聖母」
- 聖母子というか普通の親子の用にも見えます。バックが嵐なのか恐ろしげですが、この親子、実に穏やかだわ。
とまぁ、結構見た記憶の無い作品に良いものが多かった感じで。やはり展覧会は見る前の印象だけで判断しちゃ駄目で、ちゃんと見た飢えで判断しないと、ですねぇ……。