前の日に机の上の片づけをしてたところ、なぜか未使用の都営一日乗車券が発掘まして……。ぐるっとパス買った時に一緒についてきたものだと思いますが、一体いつ買ったものなのやら……。
ともかく、有効期限が3月末までなので、今日は都営バスと都営地下鉄を使うルートで美術館巡りをすることにします。
まずは、錦糸町駅から[都8]系統のバスに乗って、スカイツリー近くにある「たばこと塩の博物館」に向かいます。
ということで、「たばこと塩の博物館」略して「たば塩」に到着です。
こちらで行われていたのは、隅田川の観光と文化に関する展示。何とも地域密着です。
これね、江戸時代の観光地としての隅田川と、明治以降の工業地帯としての墨田区を上手く繋いでたなと。この博物館なので浮世絵が沢山出てくるのは予定の範囲でしたけど、近代の町や建物、工場の写真も盛りだくさんで、見てて楽しいです。
そんな工場や建物の写真を見て気づいたのですが、錦糸町のオリナスのところに以前建っていた、陸軍士官学校でもありそうなかっこいい建物は建物は、セイコーの本館だったのですね。以前、京成線の沿線に住んでいたころは錦糸町から押上げまで歩くことが良くあって、その建物を見ることもあったのですが、見かけるのは決まって夜だったですし、気づいたときには工事中の塀の中でしたので、写真を撮ってないのが悔やまれますです。
さて、たば塩の次は、錦糸町までの道を半分くらい戻ったあたりの蔵前橋通りから[都02]に乗って春日駅、そこから更に三田線に乗り換えてと、都営交通にこだわります。
そして到着したのは西高島平駅。23区内なのに遠いわ……。
ここから板橋区立美術館に向かいます。
ということで板橋区立美術館。もう、入口から好きなものの匂いがしてきますわ。
今回やっているのは、「子供之友」の原画展。こういう絵は本当に好きですわ。
最近(ここ20年ほど)それほど惹かれなくなってきてる竹久夢二も、子供の絵はすてきやなぁなどと。
続けて赤塚溜池公園の反対側にある板橋区立郷土資料館へ。
ここでは江戸時代の離婚についての特集展示。無料とは思えないしっかりした展示で、色々なところから資料を借りての展示でした。それにしても江戸時代は、大変とはいえ、ずいぶんとシステマチックな離婚プロセスなんだなぁなどと。
ところで板橋区立郷土資料館は、建物の奥に昔の家を保存してありました。
建物の中には季節に合わせてひな人形も飾ってあったりしてね。
これだけあって、展示も古民家も無料なんですから、板橋区さん、太っ腹です。
で、この次は……と言いたいところですが、西高島平なんて地の果てまで来たので、もう時間がありません…。ということで、今日はこれ打ち止めです。
ということで西高島平駅に戻って列車に乗ろうとすると……。
西高島平発高島平行なんてあるんですか……。
この列車に乗って、2駅進むと終点の高島平駅で、隣のホームに白金高輪行がいたので、お乗り換えです。
なんか、謎だわ……
この後は、せっかくの都営一日乗車券なので途中下車して、板橋宿を歩いてみたりして。
結構面白いぞ、板橋区。東京から遠いのが難点ですけどね。