4月28日、金曜日。
経済産業省が2月から呼びかけている「プレミアムフライデー」いわゆる「特金」ですが、3月は年度末最終日、4月は大型連休の前日に当たったせいで全く盛りあがらないどころか存在自体が忘れられそうな感じです。とはいえ、折角呼びかけているのに全く無視するのも大人げないですので、残業はせずに会社を出て、何時もの所へ。
ということで、何時もの所、東博です。
すっかり、東博が週1回のペースになってますな。
週1回のペーストもなると展示替えされてないフロアも多いのですが、今回は新たな特集展示が始まってました。
この「トーハクでバード・ウォッチング」は、上野動物園と国立科学博物館とで共同で実施している「上野の森でキジめぐり」の一環です。毎年この時期に、何か動物を一つ決めて、3館それぞれで特集展示をするものです。
www.tokyo-zoo.net
会場には、バード・ウォッチングにちなんで単眼鏡もあったり(最近、単眼鏡を準備する美術館が増えてきましたね)。
さて展示の方は、「キジめぐり」と言われてもキジは日本絵画にそれほど登場しないわけで、キジ科なら良いだろうとばかりにクジャクや、クジャクに似たようなもんだろうと鳳凰を沢山取り上げていました。良いのか?それで。
ま、とりあえず展示作品を取り上げてみましょうか。
友禅の鳳凰。
えっと、孔雀や鳳凰を描いた水墨画なら、それこそ掃いて捨てるほどあるはずなのですが、あえてそこを外して展示を作るあたり、ちょっとプロ意識を感じますね。
それから常設展示の方は、18室の近代絵画が面白かったです。
川合玉堂さんの「深山濃霧」(ちょっとガラスの反射が厳しい)
速水御舟の「萌芽」(人を描くイメージがない人なので、珍しい気がします)
と、また閉館時刻の21時近くまで居てしまいましたわ。
毎週のように来ても、なんか新しいものがあるのですから、東博恐るべしでございます。